Monday, November 25, 2013

オフシーズン



2週間前の全日本選手権を終えここ2週間は完璧なオフをとっています。

去年の12月から4月に開催されたMolokai Soloに向けて練習を始めてから11ヶ月間週6回漕ぎました。。OC-1, SUP, OC-6と様々なジャンルを始めたためメジャーなレースを終えてから中々オフが取れなかったのです。

なのでここ2週間は極力パドルを握らないようにしています。この時期を使って普段やりたくてもできないこと。食べたくても食べられないもの。行きたいけど行けないところ。普段できないことをやるようにしています。

もちろんパドルを握っていないと不安になり練習していないと「遅くなってしまう。。。」と思いますが僕の経験上今までやってきて思うのは練習をせず体を休めることは練習をするのと同じぐらい大切です。特にオフシーズン中は練習よりも大切かもしれません。

"January Champion". この言葉は海外ではよく使われます。オフシーズン中に練習をしまくり年明けのレースでその成果を出しレースでいい成績を出す人をこう呼びます。ただパドラーとしてオフシーズンにレベルアップしシーズン始めにピークを持ってくるとそこからは調子が落ちてしまいます。こういう人をいじるように海外では"January Champion"ということばが使われます。

僕にとって大切なのはこのオフシーズン中にNext シーズンの目標を決め来年のスケジュールを計画することです。そしてそのスケジュールに沿って大切な試合で結果が残せるようにしっかりと年間の練習メニューを作ります。そしてオフシーズン中は普段やらないスポーツ(ランニング、サッカー、テニス、水泳など)をしながら体の体調を整えます。

オフをしっかり取るのは難しいですが目前の結果だけを考えず新しいシーズンに向けてしっかり休んでください。練習をしないと不安になりますがこれをすることで来シーズンはよりいい状態でシーズンを迎えることができます。

パドルは逃げません。ゆっくり休みましょう。(オフシーズンどう過ごしていいかわからない人が入れば相談してください)

その他、最近はSUPのテクニックを向上させたいパドラーへのクリニックや高校生達にもSUPを教えてました。オフシーズン中は体に負荷があまりかからないテクニック練習も凄く重要になってきますので是非来年に向けて効率のいい漕ぎ方を身につけたかったらいつでも遊びにきてください。
テクニック練
正しいテクニックを身につける

たまには川でSUP


http://www.teamkokua.com

Paddle with Aloha
Kenny

Sunday, November 10, 2013

<レース種目総合2位>第2回全日本SUP選手権大会



昨日静岡県菊川市で開催された第2回全日本SUP選手権大会に参戦しました。報告させていただきます。

まず運営の関係でレースを土日、どちらの曜日に開催するかわからなかったため非常に調整が難しいレースになりました。出発する曜日や板を運ぶ手段もなかなか見つからず木曜日にやっと板の運送と車の手配ができました。板を会場まで運んでくれた海野さん, ありがとうございます。

コンディションの予報でレース開催が土曜日になる可能性が高かったため金曜日の仕事後に出発。渋谷出発が21時。今回はOcean Outriggerの募金集めT-shirtをデザインしてくれたIkuzoさんの紹介でJeep社に今回の遠征をサポートして頂きました。ショールーム用のJeep Compassを貸していただきました。
Jeep Compass

免許を持っていない僕ですが。。。久しぶりの高級車。乗り心地はかなり快適でした。道がかなり渋滞していて結局レース会場に到着したのは深夜3時。近くのビジネスホテルに泊まりました。

土曜日の開会式で最初にWave開催し時間があればレース種目を開催というアナウンスが流れました。。時間が無い場合は日曜日、風が20メートル以上吹く予報だったので海では無く菊川でのショートレースに変更する可能性あり。

正直レーサーとしてはレースの日程や時間、ロケーションに合わせ一週間の調整や当日の食事、準備のタイミングを計るのでレースの詳細が分からないのはかなりのストレス。ただ他のレーサー達も皆同じ状況だったのでレースの結果には全く影響が無かったと思います。

結局レースは3時スタート。コースはビーチスタートで腰腹ぐらいある波のインパクトゾーンを越え沖のブイを周回し最後は波に乗り浜を走る7kmのコースでした。
photo:Ikuzo Fujimura
SIC X12/C4 Waterman X-wing paddle photo:Ikuzo Fujimura
今回のレースにはSICから貸して頂いたX12で参加しました。理由は全日本という年に一度全国からのトップ選手が集まる中、板を言い訳にしたくなかったからです。SICの板はキャッチに反応するの走らせやすい板です。そしてMolokai Hoe後体を休めることはできなかったですが3週間SUPだけを漕いでいたので今まで参戦してきたレースの中でも自分の中では一番しっかり調整できました。
#23
スタート

レーススタートは陸スタート。ホーンが鳴るのと同時に走り波を超えてFirst Buoyへ。80人以上の同時スタートなので少し緊張しましたが波のタイミングと板に乗るタイミングを上手く合わせることができ無事3位でFirst Buoyをターンすることができました。

ここからの7kmは非常に面白い展開で日本チャンピオンでTevaのチームメイトのTomo君が50m先、沖縄の荒木さんが20m先を走っていてその後を3位で追いかけました。そして僕の後ろには4−5人の集団。最後の1kmに追い上げようと思っていたので今回のレースは上手くうねりを使い漕ぐよう意識しました。

そして終盤1kmに追い上げ2位の荒木さんを最終ブイで抜き浜に向かって必死にパドリング。ちょうどセットが入り後ろの選手達が逃した波に乗ることができそのまま浜までサーフィン。カヌーのレースでは無い感覚、かなり気持ちよかったです!

最終的には波のおかげで1位のTomo君との差も10秒−15秒まで縮み2位のフィニッシュとなりました。
with Tomo-san

SUPを5月から始めて半年。国内の強豪選手が集まり全日本に照準を合わせてきている中この結果は非常に満足しています。今回のレースは全日本というチャンピオンシップ大会だったので練習不足や道具の言い訳は無しで挑みました。今の段階で自分が残せる結果は2位。さすがに世界の舞台にも挑戦し続ける日本のトップ選手のTomoくんは速かったです。そして初対面でしたがめっちゃいい人でした。今後も彼に挑戦し共に世界でも戦えるようにしたいと思いました。

今年からSUPを始め自分の人生で沢山の変化がありました。お陰様で来年はより漕ぐ環境を整え世界の舞台にアウトリガーもSUPも挑戦する決意ができました。この様な機会をくれたC4 Watermanの近江さん、Yakuさん、宮下さん、ヤスさんに本当に感謝しています。

これで今年1年の全てのレースが終わりやっと待ちに待ったオフシーズンに入ります。(12月1日のTeamKokua主催のレースはもちろんファンレースとして参加します。皆さんもお待ちしています!) 今年は国内・海外のアウトリガーとSUPのレースを合わせ一年で最多の13レースに参戦しました。仲間と時間を共有し同じ目標に迎えるOC-6シーズンが一番楽しいですが自分をアスリートとして鍛えてくれるOC-1とSUPもかなり楽しいです。3つをやることによってかなりいい刺激になります。

来年は全てのジャンルを楽しみたいので年内はしっかり体を休めて一年間蓄積した疲れを取りたいと思います。同時に来年について考えしっかり計画をたてます。

今年サポートしてくれた皆さん。SUP無経験にも関わらず可能性を信じてくれたC4 Watermanの近江さんとYakuさん。最高のトレーニングウェアー、そしてコンプレッションを3年前から提供して頂いている2XU。今年から新たにサポートして頂いているSPYTeva。いつもバックアップしてくれるオーシャンアウトリガーカヌークラブの仲間。そして素晴らしいプレイグラウンドを用意しいつも受け入れてくれる自然。全てに心から感謝しています。Mahalo Nui Loa。

With Ikuzo-san
Paddle with Aloha,
Kenny





Thursday, November 7, 2013

Teva & SUP全日本



最近は気温も落ち寒い朝が続いています。僕もMolokai Hoeを終えてから今日まで今週末のSUPレースのために朝練をするようにしています。そして今日レース前の最後の練習を終えました。後はレース当日までリラックスし体を休めるだけです。

今年はかなり練習不足な感じで全日本という舞台に出場することになりますが来年はOC-1, OC-6, SUPの3つの種目で世界の舞台に挑戦します。そのためにも今週末の全日本は今後のためになるレースにしたいです。


今年の5月にC4の近江さんやYacuさんに出会い、始めたSUP。 アウトリガーカヌーで忙しい中満足するほどの練習を一度もすることができなかったのですが振り返ってみるとパドリングを楽しむ幅が広くなったなと感じます。SUPをやることによって体幹や足腰も鍛えられます。そしてレースでは普段アウトリガーの見慣れた顔ではなく新しいパドラーとの出会いもあります。そういう意味でもより多くのアウトリガーカヌーパドラーにはSUPを漕いでもらえればなと思います。SUPを漕げば間違いなくアウトリガーも漕げるようになるし海を今まで以上に楽しむことができると思います。

そして今回、フットウェアー会社のTevaにサポートしていただくことになりました。




Tevaは世界的にも有名なフットウェアーブランド。アウトドアをより楽しむことができるように30年間沢山のサンダルやシューズを開発してきました。最近はSUPMolokai2Oahuのスポンサーをしたり沢山のパドラーやウォーターマンをサポートしている会社です。日本ではラフティングで世界一位に2度輝いているRafting TeamTeikeiや日本人SUPアスリートの第一人者のTomoさんなどもサポートしているブランドです。

Teva “Live Better Stories”(あなたの素晴らしいストーリー)を追求しより多くの人たちと素晴らしいストーリーを共有しようとしている会社です。僕も海を漕ぐことを通してより多くの人々にストーリーを今後も配信し共有できればなと思います。

今後素晴らしいフットウェアーを様々なフィールドで試すのが楽しみです。

では今週末の全日本、楽しんできます!

Paddle with Aloha,

Kenny

Monday, November 4, 2013

立って漕ぐこと



最近は今週末のSUPのレースのために向けてSUPを漕ぐ機会を増やしています。

大河先生にフォームチェックもしていただきました。

OC-1やOC-6と比べるとどうしても慣れてない体制なのでなかなか効率のいい漕ぎを探すのが難しいと痛感しています。ただ体制的に座っているのと比較して立っているのでよる体の動作を理解することができます。実際SUPを漕いでいるとOC-6の為のいいトレーニングになります。水のつかみ、体重の乗っけ方などもOC-1よりはわかりやすいです。


SUP フォームチェック from Kenny Kaneko on Vimeo.

この動画は自分のフォームを撮影してみたものです。腰が乗っかってなかったり漕いでない方の腰が前に出てたり漕いだ後の膝が曲がったりと。。。まだまだ改善点がたくさんあります!

来年はSUPに本格的に打ち込む予定なので出力を抑え効率のいい漕ぎを来年に向けじっくり探します。

とにかく今週末のレースには間に合わないので。。。がむしゃらに漕ぎます 笑

Paddle with Aloha,
Kenny