Monday, April 15, 2013

Mauiでの生活



皆さんご無沙汰しています!

土曜日に無事M2Mを終えカイルアに戻ってきました。

今回のMauiトリップは短かったですが沢山のパドリング・オハナにあうことができて最高でした。

レースの公式順位がまだ発表されていないのですがOC-1 Soloで総合7位ぐらいだったと思います。また近日中オフィシャルレザルトがアップされたらポストします。

そしてここではせっかくなのでレース前マウイで撮った写真を紹介します。

'Iao Valleyにある'Iao Needle
'Iao Valleyで一枚

マウイに到着後自分たちのカヌーをピックアップ


レジストレーションではOutrigger Pizzaのケータリングがありました

StayさせてくれMana O WaileaのMikeさんの庭にはバーが。。。

Maui, Molokai, Lanai, Kohoolaweの地図をチェック

レース前日はWaileaでリラックスパドル

オーシャンのユニフォームを着るマイクさん

冷蔵庫

英語の毎日で疲れている?充電中!
Paddle with Aloha,
Kenny

Thursday, April 11, 2013

ハワイ日記:動画&Mauiへ出発!



今日は風がいい感じで吹いていたので動画を撮りました!(最近は動画編集にはまっています。僕が持っている編集ソフトが古いものなので新しいのを買おうか迷い中です。。。)


4.10.13 Green Boat from Kenny Kaneko on Vimeo.

今日の練習は10秒のインターバルを定期的にいれる練習だから基本Mokesの沖を通ってモロカイと同じ横風、斜め後ろのうねりのダウンウィンドを練習しました。最近はこのコースをかなりやっているので来た時と比べたら多少は上達した感じがします。アマをこまめに上げながら右に右に、前に視線を起きながらつないでつないでという感じです。

さて、明日からMauiへいってきます。今週末のM2M(Maui to Molokai)のレースに出るためです。
26マイル(41km)のコースです
来週末にMolokai世界大会を控えているのでトップ選手のエントリーは恐らく少ないのですがせっかくハワイにいるし海峡横断をする機会なので体を休めるメリットよりもMolokai前に海峡横断の経験をしたほうがプラスになると判断し参戦することにしました!

出るからには全力を尽くしたいところですが来週のレースが控えているので一応8割程度にする予定です。(負けず嫌いなので難しいかもしれませんが。。。)

日本の応援しているOceanアウトリガーカヌークラブの仲間、そして他の方々の思いを身につけてがんばります!特に最近たーーーーくさんの方に羨ましいと言われるので。。。皆の分もとにかく楽しみます 笑

そして今週はパソコンへアクセスできなくなってしまうのでブログは土曜日の夜に更新します!他にもfacebookにはインフォメーションを流して行くのでそちらを確認してください!

Paddle with Aloha,
Kenny

Wednesday, April 10, 2013

ハワイ日記:Kamanu Composites




今日は色々と用事があったのでKamanu Compositesのショップに寄りました!

今回ハワイに来てからは一度も寄っていなかったので1年ぶり近くになりましたが。。。なにも変わってませんでした。

Kamanu Compositesを知らない方のために簡単に説明するとハワイ産のOC-1, V-1やOC-6を作っているメーカーです。今ハワイのレースを見ても一番多いPueoというモデルのカヌーを作っているメーカーです。そして最近は日本のOC-1レースでも毎回トップ5をしめているのがKamanuのカヌーです。

ハワイや世界中でも製造技術が高いことで知られています。そして中国製のOC-1が多い中Kamanuのカヌーは全てハワイのパドラー達の手で作られています。それの証拠が去年のPa'a Eonoの結果です。
優勝者、Kamanuのスタッフチームです

僕とKamanuの繋がりはというと。。。Kamanuが設立した年(2008年)にちょうど創始者の3人組とKonaのレースで出会ったのが全ての始まりでした。僕もこの夏本格的にカヌーを始めたばっかりだったのですが色々と話し友達になり日本で欲しい人がいたら仲介に入ってくれないかと頼まれたのがきっかけでした。

それ以来日本人でKamanuのカヌーが欲しい時はオーダー手続きの手伝いや運送の手配などをやっています。要するに日本のレップという感じですね。

彼らのお陰で僕はPueoを手に入れレースに出始めることができたので本当に感謝できない存在です。そしてスタッフの中にも尊敬するパドラーがいることがこのブランドのすごさを示していると思います。

今年Molokai Soloの宿泊もTeam Kamanuの宿に宿泊予定です。

そして今年、設立から5年経ちPueoのNew Versionができました。実際乗ってみましたがかなりいいと思います。

新Pueoをオーダーしたい方、旧Pueoをオーダーが欲しい方、そして中古のPueoを探している方はkenny@kamanucomposites.comまで連絡をください。

------------------------------------------------------
今日はKamanuに行ってパドルをグリップが壊れていたパドルを新品以上に直してもらいました。しかも15分程度で軽々と。

他には今日Maui行きのトレーラーの出発日だったので自分のカヌーの足下の部分を改造したりスタッフと沢山の話をしました。




そして今日はまた練習再開!インターバルでしたがとにかくいい感じでした。今週からは疲れがたまらないように無理なしのメニューなので。。。楽しくやります!

Paddle with Aloha,
Kenny


Tuesday, April 9, 2013

ハワイ日記:Happy Birthday!!!



今日日本は4月9日です。

4月9日は僕の父親Dukeの誕生日!今日で50になりました!

50歳なので僕より倍(僕は25)生きている父親。本当に沢山のことをいつも学びます。

子供の頃からいつも僕と僕の弟のためになんでもしてくれました。子供の頃からサッカーの送り迎え。毎日のように練習に付き合ってくれました。今考えてみると今の僕と同じ年に僕が生まれています。

父は25歳から42歳ぐらいまでは彼の好きなパドリングやサーフィンはほとんどせず僕たち子供のために全てを尽くしてくれました。

今の自分がそれをできるかと聞かれると。。。多分無理です。自分勝手に見える部分もありますが若い頃は自分を捨てていました。

なので子育てが終わり50になって自由にしている彼がいても僕はなにも言いません。だって今まで20年自分を捨ててきたご褒美だと思うからです。

今見てると親になってもやりたいことをやり続けている人たちもいます。場合によっては自由すぎるんじゃないと思うこともありますが僕は自分の父を見ているからそう思うんだと思います。

とにかく自分が知っていることは全て彼から教わりました。生き方、価値観、サッカー、漕ぎ方。本当に心から感謝です。

今でも自分のより年下のパドラー達を軽々と負かし国内では上位につねに入る父。一緒に練習しているとすぐ息子に対して競争心を示す父。世の中で一番精神力が高いパドラーの父。本当にありがとう!

最後は関係ありませんが今日編集したビデオです。

April 7 2012 from Kenny Kaneko on Vimeo.


明日から練習再開!

Paddle with Aloha,
Kenny


Monday, April 8, 2013

ハワイ日記:Molokaiまで後2週間



いよいよOC-1 Molokai World Championshipsまで後2週間です。

先日エントラントメンバーが発表されました。リストはこちらから

今年はエントリー表をみてMakanaや他の仲間と気づいたことが何点かありました:

  1. 去年の優勝者のJimmy Austinがいない(新しい仕事につき練習できていないからが理由らしい)
  2. Karel Jr. は今年はトレーニングをしていないらしい
  3. Kai Bartlettが去年離婚したので漕いでいなくノーエントリー
彼ら3人はエントリーしていないですが今年は10位ー30位の争いが凄く激しくなりそうです。

理由としてはTahiti Nui Va'a行きのチーム選考がOC-1シーズン中あったので今まで以上にトレーニングしているパドラーが多い。そして去年一昨年エントリーしていなかった人が多いです。

他にはヨーロッパチャンピオンやオーストラリアのOC-1の選手が数人と中々盛り上がる大会になりそうです!

-----------------------------------------------------

そして今日Molokai Soloに向けて最後のハードな週が終わりました!正直疲れましたが。。。感覚は最高です!!!

フラットでのキャッチの感覚、水の中でのブレードのスピード、ダウンウィンドの感覚、そしてなによりも海と繋がっている感覚が今までにないほどいいです。

ハワイに来てOC-1を漕ぎ始めてから4年が経ちますが今年はかなりいいです。

-----------------------------------------------------

そして最後は今日の食事です。

ランチはWhole FoodsのTurkey Jack Sandwich.
夕飯はBBQ
焼きおにぎりもあります!
ディナーと一緒にまなこが作ってくれたSangria

明日はオフ。体が結構バキバキなのでゆっくり休みます!こんな感じで 笑

今週はがんばったのでご褒美。プールの中でSAPPOROです!

Paddle with Aloha,
Kenny




Sunday, April 7, 2013

ハワイ日記:新ユニフォーム、関西人パドラーin Hawaii、漕ぎ始めて1500km






今年のMolokai Solo用のユニフォームが届きました。Patagoniaのトレールランニングウェアーとして開発されたAir Flow Tankです。通気性、速乾性に優れたウェアーです。水を含んでも本当に軽く炎天下の中で長時間漕ぐためにはもってこいと言う感じです。

今日早速試してきてみたのですが。。。何も着ていないような軽さ、そして裸で漕ぐよりも着て漕ぐ方が本当に涼しかったです。パドラーの人やランナーの人は是非試してみてください。

そしてこのユニフォームと共にOceanで一緒に漕いでいてMaui to Molokaiに出場するYosuiが無事到着。

時差ぼけでしたが今日は早速一緒にKailuaの海を2時間ほど漕ぎました。というより僕のこなしているメニューに付き合ってもらいました。

ハワイに来てからInstagramやFacebookなどで普段一緒に漕いでいるメンバー達が楽しそうにしている写真や投稿をみて少し羨ましくなっていたのですがYosuiが着てくれたお陰で楽しみが少し増えました。

一人で自然と調和することも大切だし一人じゃないとできないことも沢山ありますが仲間がいることで心が楽になったり満たされたりもすると思います。

Canoe Peopleが航海する時絶対一人では出航しません。必ず「クルー」が一緒にいます。

今回陽水にはMolokai Soloのエスコートボートにも乗ってもらうので今日から同じ「船」に乗るクルーです。

21日までだけでなく一度一緒に漕ぎ同じ目標に向かってくれる人は一生クルーだと思っています。

欲張りを言えば去年のレースでエスコートボートに乗ってくれたDukeやちーちゃん。

Molokai Solo from Kenny Kaneko on Vimeo. 応援してくれたDukeとChi

毎朝朝練に付き合ってくれたホシオやせいや。

いつも支えてくれる母親。

沢山の仲間達が一緒にいれば本当に漕ぐだけでなく満たされるのだと思います。

ただそれは不可能。今年は運良くその中の一人の陽水が来てくれました。日本での出来事、OceanのOhanaの話、くだらない話をするだけで満たされます 笑 関西人なのでユーモア満載ですからね。

僕は本当に最高の仲間達に恵まれていて幸せです!

最後に。。。


12月2日から今日までで1500km達成しました!このように教えてくれるPolarのRC3 GPS最高です!笑

ちょうど東京から沖縄の距離ですね!

Paddle with Aloha,
Kenny

Saturday, April 6, 2013

ハワイ日記:一漕ぎの質、グルメ。。。



パソコンでブログを見てくれている皆さん、ブログのレイアウトが変わったの分かりましたか?タッパーにはビデオのコーナー、そして過去の投稿も調べやすくしたつもりです。なにか意見があれば教えてくださいね!

今日のKailuaはハワイ島からの火山灰で晴れていますが少しスモッギー 汗

昨日までがハードで週末もハードなので今日は朝から練習へ。


メニューは短めで軽く:
15分@レベル1
48分@レベル1(4分置きに15秒レベル5)

一時間の練習メニューでした。

一時間のメニューですがMokesを周り帰りはダウンウィンド。ハワイに来てから3週間経ちましたがダウンウィンドの感覚がよくなっている気がします。今までは乗る時ピッチを上げがむしゃらに、上手くつなげていましたがエネルギーを凄く消耗していました。ただハワイに来て大きくゆっくりのストロークでも水の中のブレードのスピードを上げエネルギーを消耗せずうねりを使うのが身に付いてきている気がします。

そしてこの水中の中のブレードのスピード。これが一番パドラーとして大切だとハワイにきて感じます。ブレードのスピードというとどうしてもブレードを体に引くイメージができてしまいますよね。

性格にいうとブレードを刺した位置を以下に速く通り越せるかです。文字にすると分かりにくい。。。

まぁ極端にいうとハワイのパドラーはほとんどピッチを上げません。一漕ぎ一漕ぎ効率よくカヌーを走らせて行きます。ピッチを上げて10kmこげても25km同じ質では漕げない。なので一漕ぎ一漕ぎの質を上げることが凄く大切です。

これにはブレードの形やサイズ、キャッチの質と沢山の要素が関わってきますが。。。またいつか別の投稿で詳しく話します。

そして今日は練習が早く終わったのでマキコさんと娘のマナコと一緒にTown Sideへ!

ハワイに来る食べに毎回くる韓国料理屋、「ゆっちゃん」へ!ここは冷麺のお店。観光客にも人気で凄く美味しいんです。ハワイに来た人には是非おすすめです。

そして〆はWaiolaのかき氷屋さんへ。住宅街のWaiola Streetにあるお店なんですがいつもは観光客とローカルで激混みらしいです。入りえった道を入るとありました!が行列。。。皆で楽しみにしてたのでがっかりしていたらマキコさんが「実はもう一店舗あるのよ」と案内してくれました。

そしたら。。。同じお店で列がない!
ここのかき氷、恐らく今まで食べた中で一番美味しいです!VanillaとStrawberryで一見普通のかき氷なんですが一口食べるとさくさくしなくて口の中で溶けるほどスムーズな味。シンプルで最高でした。

とグルメな一日を過ごしました 笑

明日は陽水を空港でピックアップ。週末は風も吹きそうです!

Paddle with Aloha,
Kenny

Friday, April 5, 2013

ハワイ日記:Voyage, 航海することの大切さ



今朝は6時半に一度目が覚めました。覚めた理由は。。。Uncle Kimokeoの電話!

去年の10月のMaui合宿で漕ぐ上で何が大切か教えてくれたKimokeo. レースや結果、スピードだけでなくCanoe Peopleとしてどのように生きるべきか。僕だけでなくOceanのオハナの多くの人生、価値観を変えてくれた人だと思います。

彼は僕の父親と凄く似ていて兄弟のように仲がいいです。Ocean Legendの様なプロジェクトを世界各地でやっています。カヌーを漕いで旅をする魅力やハワイの文化を永続させるために活動している人です。今回も僕の父親と航海する予定だったのですが父が目の手術をしたため中止。残念がってましたがまたの機会は沢山ある。いつかは日本まで漕ぐからと言ってました。日本には日本からハワイまで漕ぐという人や思っている人はいませんが太平洋を挟んだところにはいるのです。同じVisionを持つCanoe Peopleが。

日本に戻ってからはOceanのオハナ達と5月にVoyageが待っています。葉山から弓ケ浜を往復する3日間の航海です。レースもいいですがこのような旅を仲間達とするのはもしかしたらレース以上に達成感を感じることができるかもしれません。(このvoyageに関してはこちらから)

Kimokeoの声に癒されたせいか二度寝!日本にいた時は朝練、仕事と完全に睡眠不足だったのですがハワイに来てからは一日最低8時間は寝ています 笑
今はこんな感じで2部練を入れています

今日も午前中にインターバル、午後には違うインターバルとステディーペースを組み合わせたアップウィンド/ダウンウィンド練習。


今日の午後沖を漕いでいたら200メートル先で大きい水しぶきが二つ。ぱっととまると大きいザトウクジラがいました。正直かなりビビり遠くからゆっくり見ていましたが凄い迫力でした。ザトウクジラの周りには沢山のiwa (航海の鳥)が飛んでいて海の沖の大きいうねりに囲まれながらこのようなものを見れたことに本当に感謝です。

ただ怖かったのとインターバルの途中だったので1分ぐらい止まってみてからは漕ぎだしました 笑 クジラにはねられたOC−1のパドラーも2年前にいましたし正直興味もありますが怖かったです 笑
グリーンは陽水が使うカヌー

そして今日は新しいパドルを試してみたり土曜日に日本からくる陽水が使うカヌーの手配などをしたrelaxingな一日でした。

Molokai Soloまでのメニューで今週が山場となっていましたが。。。正直量的には日本でやっていた量よりも多いです。でも体はこの量に慣れてきたのでそこまで辛くはないです。

3日で既に58km。明日は軽く45分パドルですが週末を入れたら100kmオーバー行きますね。

本当は日本に住んでいる時もこれぐらいできて一番練習量の多い週で200kmぐらいできればもっと上を狙えるんでしょうね。来年はどうにかしてそういう環境を作ろう。

〆はEpling家のLanaちゃんです!凄くかわいいのですがいたずら大好きのPuppyです。

でも本当にかわいい。。。

Paddle with Aloha
Kenny

Thursday, April 4, 2013

ハワイ日記:パドルを握る位置



今日はハワイ生活ではなくテクニックについての投稿です!

昨日アップしたこの写真。何の意味か分かりました?

皆さんパドルをどこで握ると一番効率がいいか分かりますか?人によっても合う合わないがあると思いますがハワイで一番使われている目安だと思ってください。

簡単に説明すると:

付け根(ブレードぎりぎり)を持ってしまうとキャッチの際にブレードをしっかり埋めるのが難しくなります。なぜかというと下を持てば持つほどキャッチの時に体を思いっきり倒さなきゃいけないからです。パドルが軽く感じますがそれは水をしっかり掴めてないからです。

シャフトの上を握りすぎるとまずは体を開くことができません。そしてキャッチはできてもバランスよくパドルに力が伝わらないのと体が開けないのでどうしても手漕ぎになってしまいます。

なので一番バランスがいい握り方の決め方は:

  1. ブレードの付け根を握ります。
  2. ちょうどブレード側じゃない方の一番外側の指がくるところにテープを巻きます。
  3. 一枚目のテープの上を握りその拳の上にもう一枚テープを巻きます。
この位置が一番効率のいい位置だと言われています。皆さんの普段握っている位置と比べてどうですか?

僕は去年まで下を握りすぎていたのですがこの位置を意識してからキャッチの質が変わった気がします。

またこのテープを貼っているとこのテープを目安に上のテープの上を握るようにパドルを握ったりすると荒れた時でもしっかりキャッチができるようになることに気づきました。

そして一番いいのはOC-6です。皆がテープを貼って同じ位置を握っていればシャフトの長さなどは関係なく下の手の位置を6人が合わせやすくなります。

こんなんで変わるのか?と思う人は是非試してみてくださいね。分からない人は連絡くださいー


Paddle with Aloha,
Kenny

Wednesday, April 3, 2013

ハワイ日記:ラスト3週間



昨日の投稿、皆さんびっくりしましたか?

Facebookでも同じことを書きかなり心配してくれた人もいました。ご心配をかけたかた本当に申し訳ないです。

さて、今日からラスト3週間のトレーニングが始まりました。

Team Kamanuの今週のメニューが来たのですが今週は13時間と割と上げ気味です。

来週は11時間、練習時間が短縮されレースの週は5時間とかなり短くなります。

ここ5ヶ月ピークをMolokai Soloに合わせてトレーニングしてきたので残り3週間もしっかりメニューをこなして行きたいと思います。最後の3週間で間違えてすべてを水に流すようなことがないようにとルークのメールにも書いていました。

このトレーニング法はアメリカでは「Periodization」と言われています。6ヶ月、1年、3年でもなく5年間計画のトレーニングメニューです。
ここ3ヶ月のPeriodizationのメニューの一部
ピークをレースに持って行くのは科学的にも分析されたメニューがないと難しいのが事実。しっかり計画をたてて練習量などを分析しないと不可能です。トライアスリート、マラソンランナー、パドラーもそうですがピークがチャンピオンシップレースの前に過ぎてしまう人も少なくないです。

ここで「Periodization」がかなり大切になってきます。(本もでているのでメニューを作りたい人にはかなりおすすめです)

ただ漕いでいるだけじゃある程度までしか速くならない。壁を越えるためにはPeriodizationが大切だそうです。Triathlon, Cycling, Racing Kayak, Marathon, Outrigger Canoeとスピードを競う競技ではいまでは定番になっています。

5年前まではKai Bartlett, KarelとDannyしかPeriodizationをベースにしていませんでした。なので彼らは全てのレースでトップ3に輝いていました。ただ3年前ぐらいからPeriodizationをベースに練習メニューを作るパドラーが増えたためここ3年でハワイでのOC-1のレベルは急激に上がっています。モロカイの記録タイムも更新されているしレベルも上がっている。今までだったら4時間切ればトップ10に入っていたのに今になると4時間切ってやっとトップ20。
ここ1ヶ月の毎日のメニューも分単位で振り分けています
僕は3年前からルークに6ヶ月間、1週間、一日、そして一分単位でのメニューを作ってもらっているのでかなりラッキーです。自分の中でMolokai前にピークしてしまったと思ったことはありません。これはKamanuとの出会いがあったからであり本当にこのようなメニューに最初から恵まれてラッキーだなと思います。

2部練が続く中、リカバリードリンクは欠かせません

今日からは火曜日、木曜日、土曜日とインターバルのある日は練習メニューを午前と午後に分けてこなします。スプリントのパートはしっかり追い込めるように清水の運河で。そして午後のメニューはKailuaの荒れた海に出てこなします。

今日の午前中、清水でインターバルをやり終えてからデータを見ると、フラットの最大スピードが時速14kmとなっていました。これは清水の中では人生の中で初めてだったのでかなりうれしかったです。そしてピークを上手く迎えることができているのかなと思いました。

最後に皆さんに質問です。

普段漕いでるとき、下の手の位置を気にしたことありますか?

このテープで今年自分の漕ぎは大分改善されました
明日の投稿で説明します!

Paddle with Aloha,
Kenny

Tuesday, April 2, 2013

ハワイ日記:April 1, 2013



今日はクジラとカヌーが接触してしまいカヌーがまっ二つ。。。今後どうしようかということです。

動画の最後に決定的瞬間が映ってます。

North Winds from Kenny Kaneko on Vimeo.

Monday, April 1, 2013

ハワイ日記:ハワイ州チャンピオンシップ レースレポート



昨日の投稿でも書きましたが昨日はハワイ州チャンピオンシップレースに参戦しました。

お陰で昨日の夜は体が痛くてなかなか寝れず今朝起きた時も全身激しい筋肉痛でした。

昨日のレースは前半、中盤までは凄くいいレースだったのでMolokai世界大会前にいい「レースイメージ」ができました。

昨日のレースレポートです。(細かいレポートに興味のない方は下までスキップしてください)
レース結果はこちらから。
僕のレースデータはこちらから。
------------------------------------------------------------------------------------------------------
昨日のレースコースです(30km)
コース&コンディション:
昨日のコースは前回のオアフ島チャンピオンシップよりも少し長い30kmのコースでした。スタートはMakai Pierから。目の前にある岩を回りMakapu'u→Hanauma Bay→Diamond Head→Magic Islandでした。

コンディションはスモールダウンウィンド。風と自分のスピードが同じぐらいだったので体感風速はほぼなし。最後の5kmは風も止み炎天下の中のレースになりました。

スタート:

今回のレースはスタートから全快で行きました。前回のレースはスタートは押さえたので今回はスタートから上げたらどれぐらいトップについて行けるかと思いました。

僕は普段全快でスタートを切ることはほとんどないのですが最近2分のスプリントの本数が増えかなり練習でもかなりいい感じで漕げていたので試してみました。最初の岩を回るところまではトップ15の団子の真ん中にいました。そしてMakapu'uを回る地点で先頭のPat Dolanがまだ50メートル先で見えるぐらい。

今までMolokai Soloではスロースタートで他のカヌーの帆走艇の引き波に手傷っていたので今回はついて行けるか試してみました。なんとか集団にはついて行けそうなので本番もスタートは全快でいきたいと思います。

Makapu'u→Hanauma Bay:
このセクションはダウンウィンド。恐らく8位ー18位ぐらいのパドラーが自分の周りにいました。スタートが全快だったのにも関わらず腕が張ることことがなかったのでいい感じでした。

周りを意識せず海の流れ、そしてうねりに合わせ漕ぐことを意識しました。ここで2−3人には少し離されましたが何人かを突き放しました。

ダウンウィンドのレースの時はレースと思ってしまうと危険です。周りを意識すると視野がせまくなり周りのうねり、自分の前の海がどう変化しているかということに気づけないのでなるべく前を見てサーフィンを楽しむことにしました。

Hawaii Kai→Diamond Head
ここからはほぼ順位が変わらず。8−13位のパドラー達が自分の前で見えていましたがそう簡単に追いつくことができません。

小さいうねりを使って行きますがこの辺から疲労が体にでてきます。今回の栄養ドリンクは全快ブログでも書いたEFSをつかっていたのですが炎天下でかなり温くなってしまい飲み込むのが苦しくなりました。これは本番に向けて考え直さなくてはいけません。

とにかく大きく漕ぎうねりをできるだけ使うことを意識。ダイアモンドヘッド少し手前で仕掛け、二人抜き12位に上がりました。

Diamond Head→Magic Island
ダイアモンドヘッドでちょうど2時間経過。炎天下の中体はかなり疲れていました。途中でうねりに乗った時に帽子に海水を入れてかぶったり色々と試しましたがとにかく体が熱い。

そしてここからはいつもそうですがドフラット。向かい風でもいいので少しでも風が吹いていれば涼むことができたのですが無風。前半中盤とかなり飛ばしたので体が悲鳴を上げました。

結局ここからは負荷を体にかけないためにブレードを半分しか入水しないストロークに変更。大分楽になりましたが結局体が思うように動かずダイアモンドヘッドで抜いた二人に抜き返されました。これもレース運びの経験ですね。

僕はMagic Islandでフィニッシュしたことがだかったのでラストスパートをかけるのが少し速かったみたいです。笑

結局去年のMaui Molokai優勝者でTeam Kamanuのメンバーでもあるカールトンに1秒差で負け14位で終了。
------------------------------------------------------------------------------------------------------

今回のレースを終えて明確な改善点が何点か見つかりました。


  1. ペース配分:上記の写真の赤い線が示しているのが僕の心拍数です。今回のレースも2時間47分間自分の心拍数は180以上でした。これはかなり体にも負担がかかるので本番の時はスタート15分後に一度ペースを押さえて心拍数を70−80%に下げることを意識します。
  2. エネルギー補給:毎回悩ませられるエネルギー補給。今回のEFSは味と効果はよかったのですが途中で温くなり辛かったです。本番当日はしっかり凍らせ温くならないように調整したいと思います。

ただ今回のレースで自信がつくことも沢山ありました。

まずは去年や一昨年の自分よりも自分の成績がよくなっていることです。昨日のレースでもパドリングを始めたときよく聞いていたパドラーやハワイでも有名な若手パドラー達に勝てたことです。Livestrongの若手エースやTeam KamanuやTeam Kai Wa'aのメンバー。そしてパドリングを始めたときにお世話になったJim Fotiよりも前でした。

もちろん最終的には優勝争いに食い込めるようになりたいと思いますが毎年徐々に近づいているんだなと感じます。ハワイの速い人たちにも認められつつあり話す機会も増えています。

今年のMolokai Soloも楽しみですが来年、そして再来年と徐々に表彰台を狙うために近づくのが楽しみです。

これからは残り3週間、しっかり練習をこなしMaui Molokaiはとりあえず楽しみMolokaiに向けて上手く調整したいと思います!

ちなみに今日も2時間漕ぎました。結局今週はリカバリーの週だったのですが数えてみると合計107km。でもかなり体は休めていると思います!

最後は。。。



HAPPY EASTER!!!

Paddle with Aloha,
Kenny