Wednesday, April 3, 2013

ハワイ日記:ラスト3週間



昨日の投稿、皆さんびっくりしましたか?

Facebookでも同じことを書きかなり心配してくれた人もいました。ご心配をかけたかた本当に申し訳ないです。

さて、今日からラスト3週間のトレーニングが始まりました。

Team Kamanuの今週のメニューが来たのですが今週は13時間と割と上げ気味です。

来週は11時間、練習時間が短縮されレースの週は5時間とかなり短くなります。

ここ5ヶ月ピークをMolokai Soloに合わせてトレーニングしてきたので残り3週間もしっかりメニューをこなして行きたいと思います。最後の3週間で間違えてすべてを水に流すようなことがないようにとルークのメールにも書いていました。

このトレーニング法はアメリカでは「Periodization」と言われています。6ヶ月、1年、3年でもなく5年間計画のトレーニングメニューです。
ここ3ヶ月のPeriodizationのメニューの一部
ピークをレースに持って行くのは科学的にも分析されたメニューがないと難しいのが事実。しっかり計画をたてて練習量などを分析しないと不可能です。トライアスリート、マラソンランナー、パドラーもそうですがピークがチャンピオンシップレースの前に過ぎてしまう人も少なくないです。

ここで「Periodization」がかなり大切になってきます。(本もでているのでメニューを作りたい人にはかなりおすすめです)

ただ漕いでいるだけじゃある程度までしか速くならない。壁を越えるためにはPeriodizationが大切だそうです。Triathlon, Cycling, Racing Kayak, Marathon, Outrigger Canoeとスピードを競う競技ではいまでは定番になっています。

5年前まではKai Bartlett, KarelとDannyしかPeriodizationをベースにしていませんでした。なので彼らは全てのレースでトップ3に輝いていました。ただ3年前ぐらいからPeriodizationをベースに練習メニューを作るパドラーが増えたためここ3年でハワイでのOC-1のレベルは急激に上がっています。モロカイの記録タイムも更新されているしレベルも上がっている。今までだったら4時間切ればトップ10に入っていたのに今になると4時間切ってやっとトップ20。
ここ1ヶ月の毎日のメニューも分単位で振り分けています
僕は3年前からルークに6ヶ月間、1週間、一日、そして一分単位でのメニューを作ってもらっているのでかなりラッキーです。自分の中でMolokai前にピークしてしまったと思ったことはありません。これはKamanuとの出会いがあったからであり本当にこのようなメニューに最初から恵まれてラッキーだなと思います。

2部練が続く中、リカバリードリンクは欠かせません

今日からは火曜日、木曜日、土曜日とインターバルのある日は練習メニューを午前と午後に分けてこなします。スプリントのパートはしっかり追い込めるように清水の運河で。そして午後のメニューはKailuaの荒れた海に出てこなします。

今日の午前中、清水でインターバルをやり終えてからデータを見ると、フラットの最大スピードが時速14kmとなっていました。これは清水の中では人生の中で初めてだったのでかなりうれしかったです。そしてピークを上手く迎えることができているのかなと思いました。

最後に皆さんに質問です。

普段漕いでるとき、下の手の位置を気にしたことありますか?

このテープで今年自分の漕ぎは大分改善されました
明日の投稿で説明します!

Paddle with Aloha,
Kenny

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