Friday, December 27, 2013

Thank You 2013.



*2014年1月1日よりブログのURLを長年使用していた http:///www.flyyourama.blogspot.com から http://www.kennykaneko.blogspot.com に変更致します

今年も一年お世話になりました。

2013年を振り返ってみると本当に色々と変化がある年だったと思います。アウトリガーカヌーを漕ぎ始め5年経ち、今まで漕いでいたことがきっかけになりSUPを漕ぎ始め今までとは違う道が開けた一年となりました。

今年のメジャーな大会の成績を振り返ってみると:

4月 OC-1モロカイ世界大会 22位
10月 OC-6モロカイ世界大会 38位 (日本チーム歴代最高位38位)
11月 第2回SUP全日本選手権  2位

今年も沢山の海を渡り自然から多くのことを感じることが出来た一年でした。このような結果は応援してくれていれている皆さんのおかげだと思います。感謝です。

ここ1ヶ月はオフシーズンを満喫しながら2014年度について色々と考えました。

2014年はOC-1, SUPと個人種目で世界の舞台に挑戦する年にしたいと思います。

OC-1やSUPの競技で世界の舞台で表彰代に立つ為には何が必要なんだろうと考え出てきた答えは今以上に練習できる環境作りでした。現在は週5で東京に通いながら毎朝練習に取り組んでいますがこれでは世界の舞台で戦うプロアスリート達にはかなわないとここ3年ハワイのレースやモロカイに出場し痛感しました。アスリートとしてより沢山の時間を海で過ごすだけでなく次のステップを踏むためにはトレーニングや体のメンテナンスも大切になってきます。

そしてその時間を作る為に来年は都内での仕事を減らしプロ・アマアスリートとして活動することを決心しました。仕事を減らすことによって色々な心配はありますが今自分がやらなくてはならないことはなんだろうと考えた上での答えです。新しくできた時間でトレーニングに打ち込む他にもOcean Outrigger Canoe Clubで海へ出る大切さ、素晴らしさをより多くの人に伝えることができればと思います。もちろん海外レースだけで結果を残すのでは無く国内のレースでも常にトップを目指したいと思います。

そして去年から始めたKokua SUPスクール (www.kokuasup.com)を通し多くの人に海で遊ぶ楽しさを感じて頂ければと思います。

来年は26歳になりアスリートとしての大きなステップになります。2014年のスケジュールが決まり次第配信します。

アスリートとして取り組むOC-1やSUPの他にOC-6を通してアウトリガーカヌーの本質をより多くの人に伝える一年にできたらなと思います。

国内や海外ではどうしてもアウトリガーカヌー=「競技」や「勝ち負け」としか考えていない人が多くいます。ただアウトリガーカヌーは競技でも無く勝ち負けでも無く「生き方」だと思います。よくハワイでお世話になっているUncle Kimokeoの言うCanoe Peopleの生き方。調和、協調。海、そして自然のリズムに合わせるということをしっかりと伝えていければと思います。

来年はOC-6のレースだけでなくアウトリガーカヌーでのボヤージング(航海)を通してアウトリガーカヌーの正しいあり方や本質を国内のパドラー達に伝えられればと思います。ボヤージングについては詳しい詳細が決まり次第発表します。

皆さんのサポートがあるから自分のビジョンの向かうことが出来ているので本当に感謝です。

今年も本当にありがとうございます。そして来年もよろしくお願いします。


Kenny Kaneko

Thank you to my sponsors: SIC, patagonia, 2XU, Spy, Teva



Sunday, December 15, 2013

弓ケ浜ダウンウィンド



後ろの白波が物語ってます
今週末は南伊豆の弓ケ浜でOcean Outrigger Canoe Clubの合宿がありました!せっかく風が吹いていたので僕は11月からの長いオフシーズンを明けダウンウィンド合宿をしてきました!

南伊豆で漕いだ人は分かると思いますがここの海は大島より南端の為もちろん海流も速く海ももの凄く生きています。うねりはハワイの様な大きく海のエネルギーが今まで漕いだことのある他の日本のダウンウィンドとは全く違います。今週末の南伊豆は西からの風30−40ノット。風速でいうと14−20メートル。沼南方面ではなかなか吹かない南伊豆特有の季節風が吹きました。正直わくわく感よりも緊張感と恐怖感に包まれる週末となりました。

ドライブしている途中に海を見ると風が予報通りどん吹き。海上は今までに見たこともないように水しぶきが飛び回っていました。

今回は弓ケ浜からスタートしたダウンウィンドコースを2回やりました。初日の土曜日は真西からの風だったので風は爆風にも関わらずうねりはかなりまとまりスーパーファンなダウンウィンド練習となりました。日曜日は西に少し北風が加わったのと同時に南西から大きなうねりが入っていた為かなり複雑なダウンウィンドになりましたが最高の練習となりました。

このような荒れた海の中海に出る際はワクワク感と同時に恐怖感が出ます。これがハワイの用に普段ダウンウィンドで漕がれている場所だったらいくら荒れても安心して漕げますが今回は初めてのコースだったので慎重になる必要もありました。もちろん安全管理は徹底することが必要で寒い時期なので僕的にはかなり珍しくウェットスーツを着て漕ぎました。もちろんリーシュやスペアパドルも絶対です。いくら楽しくても事故があってはいけないので皆さんもダウンウィンドをやる時は安全管理はしっかりしてください。

タライ岬から見る朝日
今回感じたことは南伊豆なら十分ハワイのダウンウィンドで通用する為の練習ができるということ。(寒いのさえ我慢できれば)南伊豆のエネルギーはハワイに負けないほど凄い。そして風も僕が経験してきたハワイのダウンウィンドと比べてもかなり吹きうねりも複雑になります。海を渡っていて湘南エリアでは感じられないエネルギーをあの海からは感じます。

海も綺麗で最高の練習をすることができました。このような素晴らしい環境を与えてくれた伊豆の仲間。そして葉山の仲間に感謝です。


来年の海外レースに向けて定期的にダウンウィンド合宿をしようと思います。日本の海で練習し海外の選手にも負けない技術を身につけたいと思います。

そして今回はGoPro Hero 3+でかなりいい動画が撮れているので皆さん楽しみにしてくださいね。
ハワイのような。。。寒くなければ。。。

新しい相棒のPueo IIも最高でした。これからもっと時間を過ごし早くカヌーと一つになれるようになりたいと思います!

Paddle with Aloha,
Kenny

Wednesday, December 11, 2013

SIC



11月のSUP全日本選手権からSIC (Sandwich Island Composites)のTeam Riderとして活動しています。

SICを簡単に説明するとMark Raaphorstというデザイナー・シェイパーがハワイのマウイ島で2007年にスタートアップしたブランドです。業界で一番の違いはレース・ブランドの中で唯一WindやKiteでは無くパドリングにルーツをおいているブランドだということです。MarkはSUPの前はOC-1やOC-4を作っていたんです。彼のデザインコンセプトはカヌーからきています。

Markがデザインした板はハワイの9割のパドラーが乗るほど圧倒的にいい板です。ハワイでSICと言えばダウンウィンド用のBulletシリーズというダウンウィンド専用ボードを作っています。常にうねりと風がありダウンウィンドのゲレンデ用意されているMauiでR&Dを重ねているからこそ最高級のダウンウィンドボードが作ります。ハワイの海峡横断レースや世界各地のダウンウィンドシーンでは他メーカーにスポンサーされているトップ選手達もSICのダウンウィンドボードを使用するほどです。そしてMarkはその知識を活かし今は20以上のPSIが入るインフレータブル、最速のフラットウォーターレースボード、海で楽しむことに重点をおいているSUPサーフボードなどもデザインしています。





今回MarkとSICのMarketing DirectorそしてチームマネージャーのBralyが来日しSICのプロモーションツアーをやるということで大阪で彼らと合流。その後はミーティング→明石のSUPショップKukahi→大阪から新幹線→SICでミーティング→江ノ島のPure Sportsで取材→葉山と本当に忙しかったけど貴重な二日間を彼らと一緒に過ごすことができました。



彼らと時間を過ごす上でOhanaとして受け入れてくれ僕の目標やVisionを達成する為にできるだけのバックアップをすると言ってくれ凄く嬉しかったです。SICのフィロソフィー、全ボードデザインの特徴、チームライダーの重要性なについても沢山話てくれました。



僕はSUPの経験は浅いのですがこれだけの経験と機会を今後与えてくれるSICの山内さんには本当に感謝です。そして来年がますます楽しみになりました。2014年は間違えなくレーシングシーンでもベストの板に乗ることができるので後は自分の実力しだいだと感じます。

僕は沢山の板を今年試乗してきましたがSICを選びました。その理由は勝てる板を作っているだけではなくフィロソフィーやバックグラウンド、そしてOhanaを大切という価値観が凄く身に染みたからです。そしてやっぱりダウンウィンドを楽しみたいからです。

来年Mauiに行くのが待ち遠しいです 笑

Paddle with Aloha,
Kenny




Wednesday, December 4, 2013

Mixing it up



一つ前のブログでも書きましたが今年年内はオフシーズン。

ただ何もやらずだらだらと過ごすオフシーズンは終了。
今週からはトレーニングを再会しています。トレーニングと言ってもオフシーズントレーニングなので普段とは少し違います。

  1. On the water (漕ぐ)日は多くても週3−4
  2. クロストレーニングを入れています(トレールランニングと今後はスイミング)
  3. ボディーウェイトでのストレンクストレーニング
この3つを意識して週5−6でトレーニングを来月中旬までは進めます。
オフシーズン中に一番大切なのは全く体を動かさないことではなく普段とは違うアクティビティーを取り入れることです。これを海外ではmixing it upと言われています。
葉山のトレールでランニング
レーシング、アウトリガーカヌー、サーフスキー、SUPとパドルスポーツ全で共通しますが一年中漕いでいるだけだと一定のスピード以上は速くなりません。もちろん年中同じように練習していればある一定の速さにはなれますがその上を行くことは難しいです。もちろん量も必要ですが海外でよく言われるフレーズが "It's not about how much you train. Its about how SMART you train"。 もちろん毎日漕げばカヌーや板にも慣れキャッチの感覚なども身に付きます。ある程度速くはなります。ただ次のステップとしてはスマートにスケジュールをたてメニューを組むことが重要です。

そこでオフシーズントレーニングはかなり重要になります。オフシーズントレーニングをする理由は:
  1. シーズンインになった時にハードな練習量に耐えれる為の体作り
  2. 普段あまり刺激しない体の部位を刺激する(僕の場合足)
  3. 心肺機能向上
一つ間違えがちなのはオフシーズントレーニング=軽めのトレーニングということです。もちろん漕ぐ時は60%以上では漕ぎませんが陸でのトレーニングはかなり追い込みます。プロのサッカー選手がシーズン前のプレシーズントレーニングではボールを使わないトレーニング中心でフィットネスを上げるのと同じです。

ここで僕が様々なスポーツ選手の話を参考にして取り入れていることを紹介します。

1)漕ぐ時は基本60%以上では漕ぎません。もちろんレースにも出ません。理由としてはシーズンが始まると嫌になるほど漕ぐことになるからです。今の時期はカヌー・板を進めるグライド感をとにかく身につけます。60%で漕ぎ体に全く負担を掛けず水の上を滑っているような感覚を身につけることを意識ています。他には基礎的なキャッチだったり自分の動作分析をします。このような基礎的なことをする理由はシーズンインになり練習メニューをこなし始めたらフォームを改善している余裕がないからです。それまでに上記のことが無意識に出来る状態を作り上げるのが理想です。

2)  ランニング・スイミング
今年のオフシーズンは多めにランニングとスイミングを取り入れます。運良く葉山には素晴らしいトレールがあるので軽めに40分ー1時間を目安として走ります。上下が多い分60%で走っていても自然に心拍数の変化をつけることができます。そしてカヌーやSUPでは足腰がかなり需要なのでランニングは為になります。走れない体は漕げないと言う人もいます。心肺機能向上にも繋がります。

3)ストレンクストレーニング
基本ジムには行きません。ウェイトではなく自分の体重とメディシンボールなどを使ったトレーニングを取り入れます。一番大きな理由としてはウェイトをすることによって体を痛める可能性が高いからです。そしてウェイトだと集中的に部位をトレーニングしますが漕ぐ時は体全体を連動させて動かすのでFull Body Movementのトレーニングを取り入れています。メディシンボールを使ったFull Body Movementのサーキットトレーニングをメインでしています。





後はオフシーズン中はいろんな道具を使ってみたりシーズンインになった時に万全な体制で取り組めるように準備します。

もちろん人それぞれトレーニング方法は違いこれが絶対正しいということではないのですがもしどうトレーニングしていいか悩んでいる人がいたら是非参考にしてください。

Paddle with Aloha,
Kenny

Monday, November 25, 2013

オフシーズン



2週間前の全日本選手権を終えここ2週間は完璧なオフをとっています。

去年の12月から4月に開催されたMolokai Soloに向けて練習を始めてから11ヶ月間週6回漕ぎました。。OC-1, SUP, OC-6と様々なジャンルを始めたためメジャーなレースを終えてから中々オフが取れなかったのです。

なのでここ2週間は極力パドルを握らないようにしています。この時期を使って普段やりたくてもできないこと。食べたくても食べられないもの。行きたいけど行けないところ。普段できないことをやるようにしています。

もちろんパドルを握っていないと不安になり練習していないと「遅くなってしまう。。。」と思いますが僕の経験上今までやってきて思うのは練習をせず体を休めることは練習をするのと同じぐらい大切です。特にオフシーズン中は練習よりも大切かもしれません。

"January Champion". この言葉は海外ではよく使われます。オフシーズン中に練習をしまくり年明けのレースでその成果を出しレースでいい成績を出す人をこう呼びます。ただパドラーとしてオフシーズンにレベルアップしシーズン始めにピークを持ってくるとそこからは調子が落ちてしまいます。こういう人をいじるように海外では"January Champion"ということばが使われます。

僕にとって大切なのはこのオフシーズン中にNext シーズンの目標を決め来年のスケジュールを計画することです。そしてそのスケジュールに沿って大切な試合で結果が残せるようにしっかりと年間の練習メニューを作ります。そしてオフシーズン中は普段やらないスポーツ(ランニング、サッカー、テニス、水泳など)をしながら体の体調を整えます。

オフをしっかり取るのは難しいですが目前の結果だけを考えず新しいシーズンに向けてしっかり休んでください。練習をしないと不安になりますがこれをすることで来シーズンはよりいい状態でシーズンを迎えることができます。

パドルは逃げません。ゆっくり休みましょう。(オフシーズンどう過ごしていいかわからない人が入れば相談してください)

その他、最近はSUPのテクニックを向上させたいパドラーへのクリニックや高校生達にもSUPを教えてました。オフシーズン中は体に負荷があまりかからないテクニック練習も凄く重要になってきますので是非来年に向けて効率のいい漕ぎ方を身につけたかったらいつでも遊びにきてください。
テクニック練
正しいテクニックを身につける

たまには川でSUP


http://www.teamkokua.com

Paddle with Aloha
Kenny

Sunday, November 10, 2013

<レース種目総合2位>第2回全日本SUP選手権大会



昨日静岡県菊川市で開催された第2回全日本SUP選手権大会に参戦しました。報告させていただきます。

まず運営の関係でレースを土日、どちらの曜日に開催するかわからなかったため非常に調整が難しいレースになりました。出発する曜日や板を運ぶ手段もなかなか見つからず木曜日にやっと板の運送と車の手配ができました。板を会場まで運んでくれた海野さん, ありがとうございます。

コンディションの予報でレース開催が土曜日になる可能性が高かったため金曜日の仕事後に出発。渋谷出発が21時。今回はOcean Outriggerの募金集めT-shirtをデザインしてくれたIkuzoさんの紹介でJeep社に今回の遠征をサポートして頂きました。ショールーム用のJeep Compassを貸していただきました。
Jeep Compass

免許を持っていない僕ですが。。。久しぶりの高級車。乗り心地はかなり快適でした。道がかなり渋滞していて結局レース会場に到着したのは深夜3時。近くのビジネスホテルに泊まりました。

土曜日の開会式で最初にWave開催し時間があればレース種目を開催というアナウンスが流れました。。時間が無い場合は日曜日、風が20メートル以上吹く予報だったので海では無く菊川でのショートレースに変更する可能性あり。

正直レーサーとしてはレースの日程や時間、ロケーションに合わせ一週間の調整や当日の食事、準備のタイミングを計るのでレースの詳細が分からないのはかなりのストレス。ただ他のレーサー達も皆同じ状況だったのでレースの結果には全く影響が無かったと思います。

結局レースは3時スタート。コースはビーチスタートで腰腹ぐらいある波のインパクトゾーンを越え沖のブイを周回し最後は波に乗り浜を走る7kmのコースでした。
photo:Ikuzo Fujimura
SIC X12/C4 Waterman X-wing paddle photo:Ikuzo Fujimura
今回のレースにはSICから貸して頂いたX12で参加しました。理由は全日本という年に一度全国からのトップ選手が集まる中、板を言い訳にしたくなかったからです。SICの板はキャッチに反応するの走らせやすい板です。そしてMolokai Hoe後体を休めることはできなかったですが3週間SUPだけを漕いでいたので今まで参戦してきたレースの中でも自分の中では一番しっかり調整できました。
#23
スタート

レーススタートは陸スタート。ホーンが鳴るのと同時に走り波を超えてFirst Buoyへ。80人以上の同時スタートなので少し緊張しましたが波のタイミングと板に乗るタイミングを上手く合わせることができ無事3位でFirst Buoyをターンすることができました。

ここからの7kmは非常に面白い展開で日本チャンピオンでTevaのチームメイトのTomo君が50m先、沖縄の荒木さんが20m先を走っていてその後を3位で追いかけました。そして僕の後ろには4−5人の集団。最後の1kmに追い上げようと思っていたので今回のレースは上手くうねりを使い漕ぐよう意識しました。

そして終盤1kmに追い上げ2位の荒木さんを最終ブイで抜き浜に向かって必死にパドリング。ちょうどセットが入り後ろの選手達が逃した波に乗ることができそのまま浜までサーフィン。カヌーのレースでは無い感覚、かなり気持ちよかったです!

最終的には波のおかげで1位のTomo君との差も10秒−15秒まで縮み2位のフィニッシュとなりました。
with Tomo-san

SUPを5月から始めて半年。国内の強豪選手が集まり全日本に照準を合わせてきている中この結果は非常に満足しています。今回のレースは全日本というチャンピオンシップ大会だったので練習不足や道具の言い訳は無しで挑みました。今の段階で自分が残せる結果は2位。さすがに世界の舞台にも挑戦し続ける日本のトップ選手のTomoくんは速かったです。そして初対面でしたがめっちゃいい人でした。今後も彼に挑戦し共に世界でも戦えるようにしたいと思いました。

今年からSUPを始め自分の人生で沢山の変化がありました。お陰様で来年はより漕ぐ環境を整え世界の舞台にアウトリガーもSUPも挑戦する決意ができました。この様な機会をくれたC4 Watermanの近江さん、Yakuさん、宮下さん、ヤスさんに本当に感謝しています。

これで今年1年の全てのレースが終わりやっと待ちに待ったオフシーズンに入ります。(12月1日のTeamKokua主催のレースはもちろんファンレースとして参加します。皆さんもお待ちしています!) 今年は国内・海外のアウトリガーとSUPのレースを合わせ一年で最多の13レースに参戦しました。仲間と時間を共有し同じ目標に迎えるOC-6シーズンが一番楽しいですが自分をアスリートとして鍛えてくれるOC-1とSUPもかなり楽しいです。3つをやることによってかなりいい刺激になります。

来年は全てのジャンルを楽しみたいので年内はしっかり体を休めて一年間蓄積した疲れを取りたいと思います。同時に来年について考えしっかり計画をたてます。

今年サポートしてくれた皆さん。SUP無経験にも関わらず可能性を信じてくれたC4 Watermanの近江さんとYakuさん。最高のトレーニングウェアー、そしてコンプレッションを3年前から提供して頂いている2XU。今年から新たにサポートして頂いているSPYTeva。いつもバックアップしてくれるオーシャンアウトリガーカヌークラブの仲間。そして素晴らしいプレイグラウンドを用意しいつも受け入れてくれる自然。全てに心から感謝しています。Mahalo Nui Loa。

With Ikuzo-san
Paddle with Aloha,
Kenny





Thursday, November 7, 2013

Teva & SUP全日本



最近は気温も落ち寒い朝が続いています。僕もMolokai Hoeを終えてから今日まで今週末のSUPレースのために朝練をするようにしています。そして今日レース前の最後の練習を終えました。後はレース当日までリラックスし体を休めるだけです。

今年はかなり練習不足な感じで全日本という舞台に出場することになりますが来年はOC-1, OC-6, SUPの3つの種目で世界の舞台に挑戦します。そのためにも今週末の全日本は今後のためになるレースにしたいです。


今年の5月にC4の近江さんやYacuさんに出会い、始めたSUP。 アウトリガーカヌーで忙しい中満足するほどの練習を一度もすることができなかったのですが振り返ってみるとパドリングを楽しむ幅が広くなったなと感じます。SUPをやることによって体幹や足腰も鍛えられます。そしてレースでは普段アウトリガーの見慣れた顔ではなく新しいパドラーとの出会いもあります。そういう意味でもより多くのアウトリガーカヌーパドラーにはSUPを漕いでもらえればなと思います。SUPを漕げば間違いなくアウトリガーも漕げるようになるし海を今まで以上に楽しむことができると思います。

そして今回、フットウェアー会社のTevaにサポートしていただくことになりました。




Tevaは世界的にも有名なフットウェアーブランド。アウトドアをより楽しむことができるように30年間沢山のサンダルやシューズを開発してきました。最近はSUPMolokai2Oahuのスポンサーをしたり沢山のパドラーやウォーターマンをサポートしている会社です。日本ではラフティングで世界一位に2度輝いているRafting TeamTeikeiや日本人SUPアスリートの第一人者のTomoさんなどもサポートしているブランドです。

Teva “Live Better Stories”(あなたの素晴らしいストーリー)を追求しより多くの人たちと素晴らしいストーリーを共有しようとしている会社です。僕も海を漕ぐことを通してより多くの人々にストーリーを今後も配信し共有できればなと思います。

今後素晴らしいフットウェアーを様々なフィールドで試すのが楽しみです。

では今週末の全日本、楽しんできます!

Paddle with Aloha,

Kenny

Monday, November 4, 2013

立って漕ぐこと



最近は今週末のSUPのレースのために向けてSUPを漕ぐ機会を増やしています。

大河先生にフォームチェックもしていただきました。

OC-1やOC-6と比べるとどうしても慣れてない体制なのでなかなか効率のいい漕ぎを探すのが難しいと痛感しています。ただ体制的に座っているのと比較して立っているのでよる体の動作を理解することができます。実際SUPを漕いでいるとOC-6の為のいいトレーニングになります。水のつかみ、体重の乗っけ方などもOC-1よりはわかりやすいです。


SUP フォームチェック from Kenny Kaneko on Vimeo.

この動画は自分のフォームを撮影してみたものです。腰が乗っかってなかったり漕いでない方の腰が前に出てたり漕いだ後の膝が曲がったりと。。。まだまだ改善点がたくさんあります!

来年はSUPに本格的に打ち込む予定なので出力を抑え効率のいい漕ぎを来年に向けじっくり探します。

とにかく今週末のレースには間に合わないので。。。がむしゃらに漕ぎます 笑

Paddle with Aloha,
Kenny

Thursday, October 17, 2013

Molokai Hoe 2013① 応援ありがとうございます



皆さん、

Facebookのページではすでにご報告させていただいていますが今年もOcean Outrigger Canoe ClubとしてのMolokai Hoeも無事終えました。

結果は日本人チーム史上最高位の38位。6時間4秒という結果になりました。

今回このような結果が残せた理由は二つあると思います。

6ヶ月を通しチーム全員が家族のような存在になったから。

Molokai Hoeというレースは世界最高級のレース。このレースに日本のチームが出場するにはハワイアン異常の努力をするのが必要だと思います。理由は結果を残すためでなくMolokai Hoeというレース、そしてKaiwi海峡をリスペクトするためです。
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ハワイアンみたいに毎日仕事後に練習できない環境にいましたがこれはなんとか6ヶ月間無理をして早朝練習をこなしてきました。6ヶ月間家族や仕事がある大人たちがほぼ週5で顔を合わせ一緒に漕ぎました。僕みたいに20代もいれば50代もいる。毎朝練習し時間を過すことによってレース当日には「一つ」になり漕ぎきることができました。

ただ漕げる人を集めて選抜チームを作るよりもクラブとしてしか作れないこのような時間が大切だと感じました。

そしてモロカイ島、ハワイの自然を感じMana(スピリット)を吸収しレースに挑めたからです。
美しい島、MolokaiではMolokai Canoe Clubにお世話になりました。数十年前のHawaiian Racer艇です

何度かKaiwi海峡を横断していますがこのレースはただのレースではなくハワイの自然と調和しないと結果が残せないレースです。今回僕たちは早いうちにMolokai入りし現地の人達、カヌークラブの人達とも交流しMolokaiの自然から沢山のMana(エネルギー)を吸収することができました。言葉にするのは難しいですがこれを感じることができたのは凄く大きかったと思います。
Molokaiではチーム撮影

今回のモロカイレポートですが一つの投稿にまとめるのは難しいので何回かに分けて投稿したいと思います。基本は週1で投稿しようと思ってます!

最後に応援してくれた皆さん、ありがとうございます!漕いでいる時になんどもなんども応援している人達の顔が浮かびました。早くゴールに到着して皆さんを安心させたいと思いました。そのおかげで去年よりもいいタイムが残せたと思います。

そしてThank you to my sponsors Spy, 2XU, Patagonia, C4 Waterman。

では次の投稿を楽しみにしてください!

Kenny Kaneko



Monday, October 7, 2013

3度目のMolokai Hoe



今夜の便でハワイに向けて出発します。
今回は個人的には3度目のMolokai Hoe。

2010(32位):
初めて参加したのは2010年。大学を卒業し3ヶ月ハワイに滞在。Kailua Canoe Clubで練習しながらOC-6のことを沢山学び2nd teamで参戦しました。パドラーとしての経験が浅い僕を変えてくれたのがこの3ヶ月。当初のKailua Canoe Clubのメンズプログラムは今振り返ってみるとかなり豪華なメンツ。今ではハワイで競技としてのアウトリガーカヌーを引っ張るパドラーが沢山いた。そのお陰か2ndチームな好成績(32位)という成績を残すことができました。




ただこの時レースを終えて思ったのはいつか日本のクラブとしてこのレースに出場してみたいと思いました。偶然とし2010年がOcean Outrigger Canoe Club設立の年でした。

2012 (59位):
Oceanが設立して3年目の2011年に初めてクラブとしてMolokai Hoeに参戦。この年はKaiwi海峡を横断したことがないメンバーがほとんどで結局国内のメンバーで人数が集まらず日本で一緒にカヌーを始めたアレックスや香港から日本に移住してきたJamesも一緒に渡る事に。

初めてクラブとしてMolokai Hoeを目指した年でしたがこの年改めて日本からチームとしてこのレースに出場することが大変かということを思い知りました。もちろんレースに出場することは簡単ですがそれなりの準備、練習を積んで参加するのは難しい。充実した練習をするには常に12人のメンバーが揃い競い合う環境も必要。メンバー一人ひとりがこの海峡を渡るために6ヶ月間時間を練習についやすことが必要。




ただ初めて日本の国旗を背負いレースに挑んだ2012。この時普段から生活をして顔を合わせたOhana(家族)と一緒に海を渡る素晴らしさ、そして2010には感じなかった「感動」をレースを終えたときに感じました。

2013:
今年はOceanとして2年目のMolokai Hoe. 個人的には3回目のMolokai Hoeになります。

去年とは違いクラブ内でも新しい仲間を加えてMolokai Hoeに出場したいというメンバーが13人いました。競争が激しいのと去年レースに出場してモチベーションが上がっていたせいかかなりいい練習ができました。

練習量や追い込みも2年目ということで自分のOC-1シーズンの時と同じような練習(朝練を含めて週5)を5ヶ月間。皆仕事前の5:45から毎朝ハードワークをしてきました。本当に頑張ってきた一人ひとりを尊敬しています。

コーチングしていても今までにないほどチーム内でのいい雰囲気を今年は感じました。今回5月からMolokai Hoeを目指していて選ばれなかったメンバーもいますが僕はオーシャンのクラブの全員がチームメートだと思っています。なので今年は日本の国旗を背負うだけでなく、Ocean Outriggerの皆の気持を背負いながらレースに挑みたいと思います。

本当に素晴らしい仲間に囲まれて幸せだと出発当日色々と振り返りながら感じています。とりあえずここからできることは順位を目指したりタイムを目指すのではなく今年メンバー一人ひとりがやってきたことを発揮し海峡を楽しむことです。

そしてここからは頑張ってきた皆の晴れ舞台。まだKaiwi海峡ではほとんど経験のない僕にステアを任せてくれた皆の為、皆が気持ちよくレースができるようにOC-1での経験を活かし僕はステアーを頑張ろうと思います。

Molokaiでの最新情報はOcean Outrigger Canoe ClubのFacebookをチェックしてください。
また今年はライブ中継もやるそうです。ライブ中継はこちらから。

そしてこの場を借りて最後にいつも支えてくれるスポンサーの皆さんに感謝の気持を。C4 Waterman, 2XU Compression Wear. そして今月から新しくサポートしてくれることになったPatagoniaSpyにも感謝です。

応援してくれる皆さん一人ひとりの気持を乗せて海峡を渡ってきます。

Kenny