Tuesday, July 3, 2012
初めてのコーチング
自分は普段はOcean Outrigger Canoe Clubでコーチングやテクニックの指導をしています。メンバーに教える事はたくさんありますが正直自分の漕ぎもある程度のレベルまできているのでどう変えていいのかなかなかわかりません。
そして光栄なことに僕のOC-1の漕ぎを見てみたいとコーチが言ってくれました。
今日はオリンピックカヤックのコーチや世界一のラフティングチームTeikeiのコーチ、そしてカナディアンの選手としても全日本を何度も優勝している大河さんがプライベートで「漕ぎ」を見てくれることになりました。
アウトリガーの経験はないのですが漕ぎのプロに指導して頂きすごくいい勉強になりました。
もちろんアウトリガーカヌーは清水での漕ぎとは全く違いうねりや風などにも合わす必要があります。ただ結局基本の漕ぎ、キャッチ、力の入れ方や使い方は一緒だと思います。
実際世界でもトップのパットやダニーもレーシングあがりです。
自分もほぼ独学でハワイのパドラー達からアドバイスなどをもらって今の漕ぎに至っているのでプロから見てどう思われているかが気になりました。正直全然ダメだったらどうしようとも緊張しました。
身体の使い方、フォーム、エントリー、ストロークに関しては大河さんから好評かをいただけたので非常に嬉しかったです。
そしてエントリーはできているけど水を「掴む」感覚を教えて頂きました。
相当の負荷を付けてのドリルだったのですが決して負荷をかけて漕ぐのが目的ではなかったようです。(負荷はベイラー二つです)昔は教えてきた選手には負荷をかけて練習させていたりもしたらしいですが最近負荷で漕ぐ事はあまりしないらしいです。
スローモーションで漕ぎ、僕の漕ぎを見て頂き40分ほどマンツーマンでドリル。
そして最後にロープを外して漕いでいいと言われた瞬間、漕ぎの感覚が今までなかったようにかわりました。軽い。スムーズ。水をキャッチして「漕いでいる」のではなく水を掴んでいる感覚が3−4分でしたがつかめました。その後は魔法が消えてしまうそうです。
このドリルはキャッチができている人でないとせいかがないドリルらしいのですが個人的にはすごくためになりました。
ブレードを入れるのでもなくブレードでかくのでもない。水に対してブレードを押してしまうとパドルは水の圧に負けて水が逃げてしまうらしいです。なので水をしっかり「つかむ」そして苦さず滑らせる感覚が大切らしいです。
「水と戦っても絶対に負ける。つかむことが大切」奥深かったです。
他にも色々と話しをできましたがやっぱりプロのコーチは違う。OC-6などに結びつけるのは複数の人数で漕ぐので無理かもしれないですがOC-1だったらなんとかなりそうだと思いました。世界のアウトリガーのパドラーもここまでわかって漕いでいる人はいないだろうなと思いました。
対格差がある日本人としてこのようなテクニックを来年のモロカイソロに向けて身につけていきたいと思います!
これからは風が吹いているのでダウンウィンドです!
Paddle With Aloha,
Kenny
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