Friday, March 7, 2014

動画分析する理由・SIC X Pro 12のインプレッション



今日は朝SUPインターバル、夕方SUP60%。その間にはKid'sのEnglish SoccerレッスンとTRXでの筋トレと充実した一日でした。

今朝のインターバル練習の際にDUKEが撮ってくれました。



動画を撮って見ることは凄く大切だと思います。自分の漕いでいる動画を見たことが無い人は始めて見た時には相当衝撃を受けると思います。僕もカヌーもSUPも最初に動画を見た時はがっかりしました。ただこれを受け止め修正する。そしてこのプロセスを何度も何度も繰り返すことによって自分の理想としているフォームに近づくことができると思います。

この動画を去年の全日本の1週間前に撮った動画と比べると違いが凄く分かります。(ボードショーツは同じですが。。。笑)


SUP フォームチェック from Kenny Kaneko on Vimeo.

この時から4ヶ月経ちますが大分理想な漕ぎになってきていると思います。ただまだまだ改善が出来るはずなのでこれからが楽しみです。

ここでフォームを改善する際に一つアドバイスです。

  • 理想や憧れのパドラーが漕いでいる動画を見つけてそれを何百回も見ましょう。表面的な所だけでなくそのパドラーがどう漕いでいるのか、体の動きなどを理解する。
  • 自分の動画を撮り見比べる。(正直かなりがっかりすると思います。ただこのがっかりが大切です)
  • すぐ「理想」とするパドラーのように漕ごうとするのでは無く段階を踏みましょう。例えば最初は腕を曲げない癖を付けた後にキャッチ意識するなど。全てを最初から真似するのは無理なので。。。
僕がクリニックをしているKokua SUPではビデオ分析などを含めたクリニックなども開催しています。理想の漕ぎにどこから直していけば近づけるか知りたいけど分からない方にはおすすめです。プライベートクリニックの詳細はこちらから


最後に現在僕が1ヶ月ほど乗っているXPro12のインプレッションを書きたいなと思います。動画を見れば分かると思いますが驚くほど調子がいいです。

安定感、幅:
僕は元々「漕ぐ」ことを重視したアウトリガーカヌーの競技からきているのでSUPのレースでバランスを取り全力で漕げなくなるような幅と浮力がない板は苦手です。これは以前24inchのレースボードを乗った時に凄く感じました。細い板は抵抗が少なく理論的に考えると速いかもしれませんが荒れた時に落ちたり漕いでいてもバランスを気にして全力で漕げないことが多いと思います。もちろんターンする時にバランス取るのも難しいでしょう。

現在僕が使っている板は幅26で凄く安定感があります。その分全力でパドルを刺す際左右に体重を乗っけてもバランスのことを心配する必要はありません。もちろん海があれてもデッキコンケーブとレールの形状の関係でカヤックやカヌーのようにセカンダリー・スタビリティーがあるので安定します。転びそうになっても幅が補足エッジが立っているいたよりバランスが全然取りやすいです。

浮力:
浮力が日本人の体系にはありすぎるのでないかと思う人が多いと思いますがカヌーやパドルスポーツの観点で考えると「浮力がある=板が海面の上に浮くので速い」という考えが昔からあります。もちろんサーフボードやショートボードだと浮力がありすぎるとオーバーフローで調子が悪くなりますがレースボードだと浮力があればあるほど板が水に沈まないので速いです。

バウの形とテール・ロッカー:
ノーズはロッカーがほとんど無く完璧Displacement noseになっています。動画でもわかると思いますがスムーズに水を切ります。もちろんフラットでは抵抗が無くかなり速く直進性もあります。OC-1のような走りをしてくれます。アップウィンドやサイドウィンドでもDisplacement Noseが水を切り板が走ってくれるので失速はほとんどしません。

またダウンウィンドやサーフィンする際はうねりの反応も抜群です。そしてテールロッカーがかなり強いためステップバックするとコントロールしやすいです。

SICの板をデザインしているMarkさんが他メーカーと違い元々カヌーを作っていたのでカヌーを漕ぐ僕の視点から見るとカヌーにより近いデザインにX Pro 12はなっていると思います。僕がSICを最初に選んだ理由はカヌーのようにパドリング重視の板を作っているからです。ダウンウィンドはダントツにいい板を作り一般レースボードはどんなコンディションにも適用し漕ぎやすいX12を作っています。


今週も練習は後二日です!明日はOC-1でのインターバル、日曜日は今シーズン最長の3時間ロングが待っているのでしっかり体を休めたいと思います!

Paddle with Aloha,
Kenny



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