Friday, May 9, 2014

Equipment Check: SIC X12Pro



宮崎から帰ってきてからは少し「宮崎・SICK」(ホームシックみたいな感じ)になってしまいました。ただそんなことは本当に一瞬。水曜日からはまた2週間後のOC-1モロカイ世界大会に向けてのトレーニングを開始しました。

レースの2週間前ですが今年は今までにないぐらい調子がいいです。今シーズンから練習メニューと生活環境も変えた効果が「漕ぎ」に出ています。今は週6でOC-1, 週2でSUPと合計週8回海に出ています。出る時間は日曜日のロングセッション意外は1時間前後ですがかなり調子が上がっています。OC-1の調子はここ2−3週間急激に上がっているので本当に今年の大会が楽しみでたまりません。今回の練習メニューのお陰で上手くレースにピークを持って行くことが出来そうです。
今日の午後は風がかなり吹いていたので久しぶりのGoPro撮影

SUPはOC-1のクロストレーニングとして週2で漕いでいるだけですが体を絞り(去年の11月と比べて6kg絞りました)SUPの漕ぎ方に体が慣れたせいかすでに去年よりは全然調子がいいです。2週間連続で「湘南祭」と「漕楽祭」でトップ選手相手に優勝することもできたので自信に繋がりました。5/25を終えたらSUP中心の練習に切り替えるので今年の夏のシーズンが楽しみです。

そして今年SUPで調子がいい一番の理由はSICのボードとパドルのお陰です。

SICのX12Proは今年から世界中でも一般ユーザーに販売されていますが在庫切れしてしまうほどの人気です。また、海外の大会でも今シーズンは沢山の表彰代に上がっています。
X12Pro

僕自身も1月から乗っていますが凄く乗りやすい板です。カヌーの用に静水では走りますが波乗りも調子がいいです。

ノーズロッカーが少なく水を切る形になっているので沢山の方に「これはフラットウォーター用のボードなの?」と聞かれますがどっちかというとBOPやサーフレースなどで調子がいい板だと思います。なのでオールラウンドの板として使えます。

フラットウォーターだと水を切るノーズとロッカーが弱い為抵抗が少なくスムーズな走りをします。
12'6 x 6' Volume 229 liters

幅は26ありここまで必要ないと思う人も多いと思いますが実際レースをしている上ではこれぐらいの幅が一番ベストだと思います。板を静水面で10分試乗するだけだったら幅が細い板でも問題ないと思いますがレース中はあらゆるコンディションの中で漕ぐことになります。海が荒れたとき、波がある時、ターンが多いレース、スタート後沢山の板の引き波、レース終盤足がガタガタな時のことを考えると26インチでも細いと思われます。バランスを取ることを気にせず漕げる安定感レースをする上で一番重要です。

X12Proのノーズを見るとフラットウォーター用だと思われますが一番重要なのはこの強いテールロッカーです。

テールロッカー。フィンも調子がいいです。
この写真を見ると分かりますがテールロッカーがかなり強いです。OC-1でも良くありますがテールロッカーを強くすることで荒れた海や波の中でも対応できるようになっています。
葉山のアウトサイドリーフ


波に乗った時はこのテールにステップバックするとノーズも刺さりません。そしてターンもかなり楽です。




テール幅もしっかりあるので安定感あります。

SICのX12Proは今まで乗った板の中でベストボードだと思います。そう思ったからこそSICのチームライダーとしてことしから活動することにしました。アップウィンド、ダウンウィンド、サーフレース、フラットウォーター全てのコンディションでその良さを発揮してくれます。今年の海外のレースでも今後結果を残してくれる板だと思います。

アウトリガーカヌーを漕ぎハワイの海を知るMarkさんならではの発想だからこのような独特なデザインを作り上げることができるんだと思います。

パドルについてはまた改めて投稿しようと思います。

皆さんも是非一度は乗ってみてくださいね。


最後にパタゴニアから今シーズンのウェアーを頂きました。このボードショーツは漕ぐとき涼しく履きやすく調子いいです。今シーズンも沢山履きます!

Paddle with Aloha,
Kenny



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