昨日Steinlager OC-1 Molokai World Championshipを無事終えました!
今年のコンディションは風が少ないスモールコンディションでした。上手く選べばうねりに乗り継ぐこともできましたが中々難しかったです。
レーススタートからはフラットでパドラー達が一直線になって漕いでいる感じでした。出だしは凄く良く25位以内についていた感じでした。
そして45分が経過した時にエスコートボートが動きだし引き波が出たら皆がサーフィンし始めました。最初はこの引き波があまり読めず一気に15艇ぐらいのOC-1に抜かれてしまい「やばい、このレースどうしよう」と思ってしまうほど最初の10分は乗り遅れてしまいました。
(左がアレックス)
引き波が起き始めて10分ほどたった時にうねりに慣れてきていい流れに乗りました。そしてそこから一気に10人以上のパドラーを抜き1時間45分地点では25位にいたJustinや荒木さんにも追いつきました。
しかしそこから一気にその第2集団に離されてしまい残りのレースは4人のパドラーと競ってOahuのFinishに近いChina Wallsに到着。この中に毎年女子1位のLauren BartlettもいましたLaurenは毎年有名のMens Paddlerも倒しているぐらい凄いパドラーです。最後はここChina Wallsで彼女に離されてしまいました。
(前にいるのがFelipe Gomez)
そしてここChina Wallsで僕の前にいたのがTeam PrimoメンバーのFelipe Gomez。そして後ろには2週間前のレースで最後に抜かれた17歳のTeam KamanuメンバーKainoaと同じく2週間前のレースで抜かれたVictorがいたのでこの3人には絶対に勝つと思いながらゴールまで全力の力を出し切って無事3人に抜かれずゴールしました。
今回思ったのがやっぱりこのレースは今まで参戦してきたレースとは別物だということです。とにかく距離が長い。55kmの距離を今回初めて漕ぎましたが「漕げる」だけでなく強いメンタルと体力が必要とされます。これが来年に向けて1番大きい課題だと思います。
そして終わってから去年は2位で今シーズンオアフのレースを制覇していたTeam KamanuのメンバーのJimmy Austinが言った言葉に凄く共感できました。「今シーズンいくら調子がよくたってこのレースで結果が残せなかったら意味がない」と残念な感じでした。やっぱりこのレースがOC-1の1年に1度の世界大会でシーズンが終わった時にこのレースの結果しか皆気にしないからだと思います。
個人的には1年目にしては自分の結果(4時間45分43秒)には満足しています。漕ぎ始めて3年の積み重ねの漕ぎができたと思います。そして来年の課題も見つかりました。3年後にはTop 10に入るという目標も不可能ではないと思えたレースでした。
そして皆さんが気になる結果です(88人中)
1位 Kai Bartlett 4:15:35
2位 Danny Ching 4:17:42
3位 Jimmy Austin 4:19:05
日本勢結果
24位 Taku Araki 4:37:50
35位 Kenny Kaneko 4:45:43
50位 Alex Epling 4:59:44
70位 Shun Kobayashi 5:21:55
76位 Kimiko Iwata 5:27:13
81位 Teruyo Kobayashi 5:52:32
今回はハワイのパドラーだけでなく日本人パドラーも全国トップと言えるパドラーの顔ぞろいだったと思います。そしてこのトップのメンツが勝負できる場は1年に1回のMolokai Soloだと思います。なぜかというとアレックスはハワイ、荒木さんは沖縄に住んでいるからです。
今回は自分が目標にしていた日本で一番速いと言われている荒木さんを倒すことはかなわなかったです。やっぱり速かったしレース運びが上手かった。ハワイの仲間も彼が速いと認めていました。ですが今回のレースを自分の中のバネにして来年に向けてがんばりたいと思います!
応援してくださった皆さんに感謝しています。最後まで漕ぎきれたのは皆さんのおかげだと強く思っています。辛くなった時に皆さんの事を思い出すと凄い力がでました。本当に感謝しています。
そしてスポンサーのOlukai社、2XU社とOcean Outrigger Canoe Clubの皆さんにも本当に感謝です!
では後ほどビデオもアップしますね!質問などある方はコメントやメールくださいね!
(Hawaiiでの練習パートナーMakana)
(Escort Boatに乗ってくれたJulian)
Paddle With Aloha,
Kenny