Tuesday, November 18, 2014

ISA World Championships in Mexico



一昨日のレースを終え、風邪をひいてしまいました。1月からOC-1モロカイの練習を始め一昨日の全日本まで長い11ヶ月だったので気を抜いたら一気に疲れがきた感じです。


5月に開催されるISA SUP世界大会。各国の代表選手達が戦う、今最もオリンピックに近いと言われている団体が主催するレースです。

各国で開催される全国大会での上位2位に出場権が与えられます。

去年までは各国のトップ選手が参加していなかったり、ハワイチームが出場していませんでした。ただ昨日早速SUPRACER.comのクリスから連絡があり来年からはハワイチームの参戦、そしてSUP業界が全面バックアップする為出場した方がいいと連絡がありました。

去年は開催地がニカラグアだった為、一位だったTomoさんと行くのを見送りましたが今年は行きやすいメキシコ。旅費もニカラグアほどかかりませんし板はカリフォルニアから手配して頂けると思います。

そして世界各国のトップレーサー達も参戦し国の代表として出場できる唯一の大会なので出場したいと思います!


(この動画は去年Punta Sayulitasで開催されたレースの様子)

Paddle with Aloha,
Kenny

Monday, November 17, 2014

第3回SUP全日本選手権 



シーズン最後のレース、第3回SUP全日本選手権で優勝することができました。



今まで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。

レースの報告をする前に。

昨シーズンは一度も表彰代に立てず全日本でも2位という悔しい結果で終わりました。そこで2014に向けて作った目標が2つありました。一つは他の日本人には負けないこと。そしてもう一つは全日本選手権で優勝することでした。

今年参戦してきたレースでは1戦意外全て優勝、または日本人最高位をマークすることができました。唯一湘南茅ケ崎プロの初日のスプリントレースで沖縄の吉田竜平選手に完敗。

2014はレースだけでなく全国各地のパドラー達と出会った大切の一年となりました。気づいたら凄く恵まれたことに子供から大人まで僕のことを応援してくれる人が沢山増えていました。アウトリガーカヌーを漕ぎ始めたときから感じていましたが結果やレースよりもこの「パドルで繋がる」出会いがパドリングの一番の魅力だと今年改めて感じました。

前置きが長くなりましたが。

昨日が待ちに待った全日本選手権でした。

今回は三浦海岸でレースが開催されました。北は北海道。南は石垣島と全国各地から160人のパドラー達が集結しました。朝会場に行くと今年出会った沢山の人々と再会することが出来ました。

コンディションは北東の風が5-8メートル。海面も多少荒れコースはアップ、サイド、ダウンウィンド、沢山のターンなど面白いコース設定でした。コースの発表が当日になりターンが少し多いなと思いましたが全員の選手が同じ条件だったのでとにかくレースに集中しました。
photo:sonoko

予定通りレーススタート。今回のコンディションで10kmということは1時間10分−1時間15分のロングレースになると感じましたがスタートし最初のブイまではスピードを上げてパドリング。そこからセカンドブイまではトモ君のペースが速かったのでそれについていく感じになりました。セカンドブイをターンしたらそこからは真後ろのダウンウィンド。トモくんと荒木さんはかなりのペースで漕ぎウネリに乗せていい感じで漕いでいました。二人のペースで漕いだら2週目のダウンウィンドの時に加速出来なくなりウネリに乗れなくなると思ったので1周目は体力を温存し、身体の力を抜きながらうねりを上手く使いました。
photo: jimbo

次のブイをターンしたらそこからは右斜め後ろからのダウンウィンド。1週目はここが非常に難しかったです。ウネリに乗せてしまうとスピードは出るけどインサイドのブイまでの直線から外れてしまう。なのでうねりに乗せたら右に進み、プルアウトしなきゃいけない感じでした。これが難しく途中で落水。トップ二人は引き続き上げたペースで漕ぎ続けていました。
photo:jimbo

そして2週目に入るブイの時の差は一位の荒木さんと差は約50から100メートル。アプウィンドでこの差を縮めるのはスピードが出ない為難しいので2週目のダウンウィンドに賭け、とにかくこれ以上差が開かないように温存。我慢の時間帯が多く体力的以上に精神的に辛い時間が続きました。

ただこの辛い時間を乗り越えれた理由は浜からの応援、そしてすれ違う沢山のパドラーたちが「ケニー頑張れ」「ケニー絶対に負けるな」「諦めるな」と声をかけてくれました。一番こころに響いた言葉が「ダイブ君に優勝する姿を見せてあげて」という言葉です。

ダイブとは8ヶ月前に青島の大会で初めて会いました。本当に明るく将来はパドラーになりたいという小学生です。彼と母はいつも僕のレースの為に遠い広島から駆けつけてくれています。彼は毎日一生懸命頑張っています。そんな彼に「諦めない」姿勢を見せたかった。

漕いでいる皆さんは分かると思いますがレース終盤は何があるかわかりません。落水したり疲労によりターンの質が落ちたら体力も奪われ50メートル−100メートルの差は埋めることも可能です。

この沢山の声援を力に変え、とにかくダウンウィンドまでは上げすぎず我慢。そしてアップウィンド最後のブイをターンしたら直線のダウンウィンドでスパートをけけました。なぜレース後半のダウンウィンドで上げることに賭けていたかというとダウンウィンドは疲労が溜まり疲れてしまうとうねりに上手く乗れなくなります。そんな中、自分がフレッシュでうねりに乗れば一本のウネリで10メートル縮めることも可能です。これはアウトリガーカヌーのMolokai to Oahuでも同じです。ウネリに乗っている時は頑張って漕いでいるときよりも速いからです。

1週目と比べ風も少し落ち着きうねりもまとまっていたので凄く乗りやすかったです。温存してたのでうねりに合わせ加速し次から次へとうねりを繋げることができました。そして沖最後のブイを荒木さんが僕がターンする20秒程前でターン。

この沖のブイから岸のブイまでのダウンウィンドで荒木さんは斜め右後ろからのうねりに乗り続け岸のブイを大きく左に外したコース取りに。1週目の時にうねりに乗り続けたらブイを過ぎてしまうと確認していたので沖のブイをターンしたら僕は真っ先に内側のブイの大きく右側を目指しました。このコース取りが上手く行きインサイドブイに最初に入ることができました。ここでのコース選択が大きく勝敗を決めたと思います。

photo: jimbo
photo: jimbo

ここから残す3ターンだと思いとりあえずターンに最初に入ることを意識。足に板が絡まりましたがこれもレースではあり得ること。荒木さんもさすがで上手く後ろについてきました。

photo: jimbo
そして最後から2番目のターンで今年海外選手になんどもやられた素早いターンからの加速でダッシュを入れました。ここで少し差が開き最後は応援してくれる皆が待ってくれているゴールへ板を持って走っていました。
photo: sonoko
最後まで追い込めるレース展開にしてくれた荒木さんに感謝。そしていつもモチベーションを上げてくれるトモ君初め今回レースに出場していた全てのパドラーにRespect&感謝です。

レースは他のスポーツとも違い人と自分自身の実力(努力、経験、判断力)が結果に現れます。サーフィンのように採点も無くスタートからゴールまで誰が一番速く到着するかを競い合うスポーツなので僕はシンプルで好きです。順位関係なく漕ぎ終わった後は感じたことの無い達成感があります。誰でも出来るので沢山の人たちにSUPレースに参加してもらえればなと思います。
photo: jimbo

今回会場、海の上、ネット上から応援してくれた全ての方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。レース後、沢山のメッセージを頂きました。一つ一つ返すことはできませんが本当にありがとうございます。


応援してくれた沢山の子供達に「諦めない姿勢」が少しでも伝わっていればなと思います。そしてダイブに優勝する姿を見せてあげることができて本当に良かったです。

本当に僕が頑張れるのは自分の力では無く皆さんが支えてくれているからです。本当にありがとうございました。
Sonoko

Oceanの皆

そして今後も応援よろしくお願いします。

Paddle with Aloha,
Kenny



Friday, November 7, 2014

SIC X12 Pro Lite



昨日New Boardが届きました。

2015カタログはこちらから
SICの板はハワイでは9割Bulletといえるほど昔から人気でした。2014から販売されているSIC X12 Proは様々なコンディションの中、世界中で優勝を飾っています。実際僕もSUPのレースで初めて優勝したのはSICのX12Proに乗り換えたデビュー戦でした。少し値段は他メーカーよりも高いですがX Seriesの板は「SUP界のFerrari」だとSUP業界であだ名がついています。プレミアムでスピードも最速ということですね。SICのラインアップは分かりやすく、ダウンウィンドはBullet. その他(フラットウォーター、チョッピー・コンディション、サーフレース)などはX Seriesと何本も持ち運ぶ必要がありません。

X Seriesは世界各国で大人気な為、2015のSICレースボードはモデル変更がありません。多くのチームライダーやエリートパドラー達は幅26のX12Proを選び、一般の方は幅28のX12を選ぶでしょう。



今回唯一New Modelのレースボードとして登場したのが昨日届いた「X12 Pro Lite」です。長さは12'6。幅は細めの24.625インチです。

僕は今まで細い板を乗ることには反対です。個人的に26インチ幅の板の方が足幅も広く立てて一漕ぎ一漕ぎガッツリ漕げると思います。なので最初にはっきり言いますがこの板は一般の方にはあまりおすすめ出来ません。8月にプロトタイプに乗り、デザイナーのマークと話した時、彼はこう言いました。「この板は軽い人や子供、女性の為に作った板だ。普通の人にはあまりすすめない方がいい。バランスをとることだけで精一杯になりXシリーズの板の性能に気づくことができないからだ」



X12 Proと比べると分かるけどノーズはかなり細めです。その分少し厚みがあります。


レールはX12 Proと比べても少しラウンドでバランスを崩した時に踏ん張れるようになっています。

デッキのコンケーブは少し深めレールぎりぎりの場所まで広がっています。
ノーズは水を切るよう形状。ボリュームもしっかりあります。

少しバランスが取りにくいかなと思いましたがせっかくなので今日はX12 Pro Liteで漕いでみました。コンディションは横風が4−5メートル吹いていて台風のうねりの残りが少しある海でした。

率直な意見は今日みたいなコンディションだったら恐らくX12Proでは無くX12Pro Liteに乗るなと思いました。インターバル練習でGPSを使いましたがダッシュの時に平均速度が時速1kmぐらい速く7−8割の時の平均速度が0.5kmぐらい速かったです。

幅が狭いので漕ぎにくいと思いましたがデッキコンケーブが深い為、意外とバランスも取りやすくあまり考えず漕げました。バランスを崩した時はラウンドのレールに寄っかかるように足が踏ん張れたので一度も落水することは無かったです。

テールロッカーとノーズロッカーが少ないため、X12Proの方がターンはスムーズ。

僕がこのように乗れたのは恐らくバランス感覚がいいからだと思います。(バランスボールの上に立ってスクワットができるぐらい)風波だと大丈夫ですが波高があるうねりの中だとバランスを崩しバランスを取るのことに必死になってしまいそうです。アップウィンド、ダウンウィンドのコンディションでもX12Proを選ぶでしょう。

ただこの板は軽い人、女性、子供には最高の板だと思います。

細い板は魅力的ですが板を選ぶときは:
  1. レース終盤疲れている時に板に立てるか
  2. 海が荒れても立てるか
  3. 落ちるのを気にしないで漕げるか
この三つが凄く大切です。細い板は5分漕ぐだけなら速いかもしれないけど実際疲労がたまった時に漕ぐのはかなり大変です。そしてレース中何度も落ちたり落ちることを恐れていたら安定していて遅い板に乗った方が速いです。

X12Pro Lite=「Pro」プロ並みのバランス力。「Lite」軽量な人。
こんな人にはかなりおすすめな板です。

First Impressionでした。

Paddle with Aloha、
Kenny

Wednesday, October 29, 2014

パドルを握る位置



ここ最近は朝方寒いですが日中になると暖かく風も弱くパドリング日和が続きますね!

僕自身は全日本に向けてギア(パドルの長さ、パドルの種類、ブレードの形、板のメンテナンス、フィン)の調整と練習を今週はしています。熊野を終え少々疲れていた身体ですが先週からは練習量を減らし一年蓄積した疲れを取りつつ、漕ぐときは質の高い練習をすることを心がけています。

今回はメールで質問があったのでブログを通じて答えたいと思います。

最初の質問はパドルの長さについて。以前僕はSUPを漕ぐ時には身長+30cmぐらいのパドルを使っていましたが最近は少し短くしています。今は身長+23−24cmが一番漕ぎやすく感じています。ただパドルは身長だけでなく腕の長さ、座高の高さ、足の長さなどでもかなりかわってくると思うので皆さんも最初は長めにカットしてトライしてください。

そして本題は下の手でパドルを握る位置です。

下の手を握る位置で漕ぎは大分かわってきます。恐らく皆さんレース中につかれたりしてくると無意識に普段漕いでいる下の手のいちよりも短く持っているか長く持っているはずです。最適の場所を左右違いなく握る為、そして疲れたときも持ち幅が変わらない為にはテープを自分の下の手を挟むように貼ります。

テープの位置は下の手を挟むように貼る
これをすることによって下の手ていることに気付き漕ぎを訂正しやすくなります。

皆さんも是非試してみてください!

他に質問がある方はkennykaneko@gmail.comにメールを頂ければタイミングを見て投稿したいと思います。

Paddle with Aloha,
Kenny

Monday, October 27, 2014

Yokohama SUP Open Race



昨日は横浜で初めて開催されたSUPレース、横浜SUPオープンレースに招待選手として参加させて頂きました!

僕は横浜に住んだことが無いんでがみなとみらいに周辺には愛着と思い出が沢山あります。なぜかというとアメリカから17歳の時に帰国した後、一年だけ元町にある横浜インターナショナルスクールに通っていたからです。その時学校が終わると港の見える丘公園がある校舎から山下公園→赤レンガ→ワールドポーターズ→コスモワールド→クイーンズスクエア→横浜駅と毎週のように歩き渡り遊んでいたからです。その後もこのエリアで時間を過ごすことも多かったんです。その時自分はまだパドリングをしていなかったしまさかSUPのレースが開催されるとも思っていませんでした。
主催者の横浜SUPクラブの皆さんが準備をしっかりしてくれていたおかげで予定通り8:00にはスタート。コースは本当にみなとみらいのど真ん中。予選、準決勝、決勝と3ヒート漕ぐことになりました。

今回は初めての開催ということで参加人数も限られていて板も各メーカーが用意してくれたインフレータブルレースボードを皆が乗り回すというルールでした。僕は今回インフレータブルということで初めてSICのX12Airをレースで乗ることに。海外ではインフレータブルは海では無く川、湖や岸沿いで漕ぐものだと各メーカーが言っています。確かにいつ何がおこるか分からないインフレータブルに乗って海を漕ぐのは危険ですがこのようなイベントではかなり楽しく漕げます。X12AirもX12Proのエアー版ということで違和感無く気持ちよく漕げました。

レースはレベル問わず皆さん楽しんでいました。個人的にいつもレースしている側なのですが今回観戦する機会も多く皆さんが笑顔でフィニッシュしているのを見ると微笑ましくなりました。順位や競技としてでは無くレースにでることはパドリングを多くの人と共有し楽しむ手段でもあるんだなと感じました。



決勝の時にはお出かけ中の人たちも増え今までレースしてきた中で一番ギャラリーが多かった気がします。こうなると決勝は気合いも入り最初と最後は本気でダッシュ。選手としてもギャラリーが多い中漕げるのは凄く嬉しかったです。

今回この横浜SUPオープンレースは「東京湾大感謝祭」の一環だったので表彰式はレース後赤レンガのステージで行われました。急遽メダルを渡すプレゼンターと少しトークをさせて頂いたのですが参加者の皆さんが暖かい目線を送ってくれたので緊張せず話せたと思います。

今回のレースは今後のSUPレースのあり方、そして日本に多くある町中の川で今後SUPレースが盛り上がるきっかけになってくれたと思います。僕自身みなとみらいで漕げたのは凄く嬉しく、皆さんとお会いしお話できたのも楽しかったです。

もう一つ嬉しかったのがKOKUA SUPのレッスンを受けに来てくれている皆さんの漕ぎを間近で見れたことです。間近で見ることも出来、皆さんの上達ぶりにはびっくりしました。特に春から毎月クリニックを受けに来てくれているOさんとIさんが1位、2位。そしてレースアカデミーにも参加してくれているAさんが3位とトップ3独占しているのを見て嬉しく感じました。

僕も負けないよう、全日本まで頑張ります!

Paddle with Aloha,
Kenny

Thursday, October 23, 2014

パドルのサイズを変える



最近は雨で寒いですね。寒いと漕ぎたくないなと一瞬思いますが。。。そんな時こそ練習するのが大好きです。笑

今日は久しぶりに練習方法について書きます。「時期によってパドルを変える」

いろんなパドルをコンディションや日によって使っている人も多いと思います。ある日はKialoa。そして次の日はSICのBattleなど。。。

これはパフォーマンスを向上したい人にとってはお勧め出来ません。

なぜかというとメーカーやモデルを日によって変えてしまうと漕ぎの感覚、身体の使い方などが変わってしまうからです。例えばシャフトが固く力が逃げずガッツリ漕げるパドルを使った翌日にシャフトがしなりリズムが作りやすいパドルを使うと。。。自分の漕ぎの動作やリズムが定まらなくなってしまいます。(これは板も一緒です)

そしたら毎日同じパドルで漕ぐのがいいのかと言うとそうではありません。

SICのグローバルチームライダーのGeorges Cronsteadt(TahitiではレジェンドのカヌーパドラーでありSUP界でもトップを走る選手)によると「タヒチのカヌーでは昔から練習時はブレードのサイズを大きくしレース2週間前になるとブレードを小さくする」と言っていました。これはTahitiのトップカヌーチームのShell Va'a, EDTやOPTも一緒です。

ただ重要なのは「ブレードのサイズを大きくする」ことです。シャフト、グリップの形、ブレードの形状は変えてはいけません。なぜかというと全く漕ぎが変わってしまうからです。例えばGeorgesはSICのBattle 100で普段練習しレース2週間前になるとBattle 90で漕いでいます。

左から:Battle 100, Battle 90 (custom), Battle 80

僕も最近はBattle 100を使っています。時々90や80に試しでインターバルの最後のセットなど変えますが自然にストロークのスピードも上がり疲れにくくなります。そしてなによりもブレードの大きさが違うだけなので漕ぎの感覚(グリップ、シャフトなど)は全く変わりません。

そしてやっぱりバトルの軽さ、そして固さは板のスピードに繋げやすい。

皆さんも是非試してみてくださいね!

Paddle with Aloha,
Kenny

Tuesday, October 21, 2014

熊野SUPマラソン:自信を持つことの大切さ



日曜日に開催された「第1回熊野SUPマラソン」に参戦してきました!

カリフォルニア・ハワイ遠征から帰国し直後の大会なので出場するかしないか迷いましたが世界遺産の熊野に行くことなんて滅多にできないので行くことに。

レース2日前までは日本地理に弱い僕は熊野がどこか認識していませんでした。帰国してGOOGLE Mapで調べるとめちゃくちゃ遠くてびっくりしました。最初から最後まで運転してくれたSICの山内さんに感謝です。(遠くてビビっていたけど僕は助手席で座っていただけです)

熊野に到着した問いは既に日が暮れる直前でしたが海と山の距離が近くびっくりしました。葉山も海と山が近いんですが熊野は葉山よりも山が大きくパワフルでした。

熊野駅のビジネスホテルにチェックインし、何か食べようと思ったらあまりご飯屋さんがなく結局焼き肉を食べることに。ここ凄く美味しかったので来年熊野に行く方は是非!

*ここからの写真は全てMauiから来ていた808photo.meのYohanが撮ってくれた写真です。彼は数多くのカヌーのレースをハワイで撮っている有名な写真家。(https://www.facebook.com/808photo.me

Photo by: 808photo.me
レース当日になり会場へ向かうとそこで待ち迎えてくれていた海と砂浜の景色にびっくりしました。本当に日本なのかと思うぐらい水も青く砂も白い。そして予想以上にSUPが多くてびっくりしました。(SUPマラソンに参加された人は総合168人)SICの板も多くて目立っていました。
Photo by: 808photo.me
そして今回熊野に来たもう一つの目的はモロカイチャンピオンのTravis Grantと漕ぐためです。Travisは3年前程から同じOC-1メーカーのライダーという接点があり今では仲いい友達です。2週間前はBattle of the Paddle, 1週間前はMolokai Hoeで一緒になりました。Travisを知らない人も多いと思いますがもともとはオーストラリアに住んでいてハワイに移住した世界的にも有名なアウトリガーカヌーのパドラーです。SUPの漕ぎ方もConnor Baxterや他の外人選手のように身体に無理がある漕ぎはせず(これについてはまた今度書きます)凄く効率がいい安定感溢れる漕ぎをします。その彼と一緒にレースし肌で感じ学びたいと思い熊野に来ました。
折り返し手前。スタート出遅れたが追いつき安定した漕ぎでついていく
Photo by: 808photo.me

レースコースは15kmの往復コースレース。BOP, Molokai Hoeと連戦明けだったので少し疲れが残っていましたがTravisも全く同じ状況だったので気合いが入りました。そして付いて行かないと肌で感じることはできないので最後のことは考えずとりあえず付いて行こうというレースプランを立てました。
Photo by: 808photo.me

付いて行くはずだったのですがスタートで隣の選手と接触し、出遅れたため10番手ぐらいからトラビスを追うことになってしまいました。そしてスタート前の緊張感がBOPやMolokaiと比べて無かったため、ボードショーツの紐を結ぶのを忘れてしまい折り返し地点で一度座り結ぶことに。(写真を見ると下がっているのが分かります 苦笑)折り返し地点手前でやっと追いつきそこからは7−8割でトラビスと並走。彼もダウンウィンドの為に温存していると感じたので僕も温存することに。
ジェットに声をかけられ折り返し地点へ戻る
Photo by: 808photo.me

折り返し地点となっていた船が中々見当たらないなと二人で話ていたらいきなりジェットスキーが後ろから来て「折り返し地点を越えています引き返して回航してください」と言われました。それを聞き振り返ると僕たちは相当沖にいて600メートルぐらい折り返し地点を通り越していました。そこから急いで戻り回航。回航した瞬間彼に「See you at the finish line (じゃあゴール地点で!)」
ダウンウィンドスタート
Photo by: 808photo.me
ここからはダウンウィンドで自分自身もいい感じでうねりに乗っていたのですがじわじわとはなされました。後ろからも見ていて無駄が無くメリハリをつけウネリを最大限に乗りこなしているのが分かりました。

結局最後は3分離されて2位でゴール。

今回一緒にやって感じたことは「上手さ」でした。さすがモロカイで優勝してカヌーのトップ選手なだけあり「漕ぎ力」は凄かったです。ただ近いうちに必ず同じ様な走りができると感じました。そして漕ぎのテクニックや技術に関しては自分も衰えていないと思いました。(日本人には日本人に向いた漕ぎがあることを確信しました。これについてもまた今度)

後は上手さです。これはBOPでも感じましたがトップ選手は「上手い」。本当に凄い選手はどんなコンディションでも速いです。彼らから波が大きいからや荒れているから、フラットだからだめだったとかいう言い訳は一切ありません。それは彼らは本当に速く「上手い」からです。BOPでもそうでしたがいくら波のタイミングや運があってもトップ30の選手は変わりません。皆決勝に残り結果を残す。
Photo by: 808photo.me
今回のトラビスのダウンウィンドもそうでしたが落ちることも無く板を上手くうねりに乗せてました。この上手さはあらゆるコンディションで練習し、沢山のレースを経験し、自信があるあらです。僕の課題はどんな相手、そしてどんなコンディションでも自信がもてるようもっともっと漕ぐことです。皆さんも不安だったり緊張して実力を発揮出来ないと思う人はとにかく練習を誰よりもすれば自然に自信が付き不安や緊張もなくなるはずです。僕も8月のShonan Chigasaki Proでは初めて海外選手と対戦するということで緊張しいいパフォーマンスが出来なかったのですがその経験を活かしBOPと今回のレースでは自信を持ってレースできました。
初めてのさんま

トラビスの人柄はいつも通り最高で参加しているパドラー皆さんの笑顔を見て「パドルスポーツって素晴らしいな」と思えました。トラビスも「日本のパドルコミュニティーは皆ハッピーで素晴らしい」と言ってました。主催者の皆さん、スポンサーの皆さん、そして参加者の皆さん。素晴らしい大会をありがとうございました!

速くなる為に一番重要なのは自信

去年と比べ今年レースで結果を残せているのは「自信」がついたからです。一つは練習の質、量、そしてテクニックから生まれる自信です。今年はSUPに打ち込み年間メニューをシーズン前に決め練習の質を上げました。そしてテクニックもオフシーズンに改善しSUPを漕ぐ量も増やしました。大切なのは謙虚な気持ちを忘れず自信を持って漕ぐことです。
荒れていても安定して漕げる板
Photo by: 808photo.me

もう一つ自信がついた理由は自分が使っているギアに対する自信です。去年のシーズンが終わってから数多くのパドル、そして板を12月に乗ってきました。その結果どんなコンディションでも一番いいと思えるSICのX12Proに出会いました。フラット、アップウィンド、サイドウィンド、ダウンウィンドでも一番調子がいい板です。2015年もこのモデルが継続されるので使い続けるのが楽しみです。パドルもKialoaとSIC Battleを使い回しています。パドルも一時期は迷い夏には噂のQuickblade Trifectaを2週間ほど使いましたが日本人の体系、そして漕ぎ方に合わないと感じ手放しました。全日本は肩の調子もいいのでSICのBattle 90でいきます。

自分の乗っている板もパドルもどんなコンディションでも一番ベストな選択だと胸を張ってスタートラインに立てるのと立てないのじゃ大違いだと思います。トップレベルの戦いだとそこで勝敗が決まります。
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ここ1ヶ月は今までの競技人生の中でもかなりハードなスケジュールだったのでオフシーズンが待ち遠しい感じです。ただオフに入る前に11月の全日本選手権があります。最高の状態でシーズンを締めくくれるようにしたいと思います。

とりあえず身体を休め、ギアの調整をし今週後半からまた練習を再会したいと思います!

Paddle with Aloha,
Kenny