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Wednesday, May 28, 2014

OC-1モロカイ世界大会:日本人歴代最高位16位




Facebookでは既に報告させて頂きましたが今年のモロカイOC-1世界選手権を無事終えることが出来ました。この場をかりて改めて応援してくださった皆様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございます。
100人以上のパドラーが一斉にオアフに向けスタート
今年は4度目の参戦となりました。2011は36位、2012は24位、去年は22位と毎年順位を上げることは出来ていましたが過去3年の取り組み方だとトップ20の壁を超えられないと去年のレースを終え感じました。2014年は日常の生活、トレーニングメニュー、漕ぎ方、エネルギー補給、体のケアなど全てを改善今年の大会に挑みました。
 
海峡1時間半地点。友達のTyrusと。


2014に入ってからはOC-1の国内レースは4戦優勝、SUPのレースは2戦優勝と年内のレースは全て無敗。今までと比べ物にならないぐらい漕ぎのレベルが上がったと感じていました。ただ、国内レースで結果が残せていてもモロカイの舞台で去年と比べて通用するかは少し不安でした。

今年は100名のエントリーを超え過去最多人数の大会となりました。タヒチのトップ選手が7名。ハワイのトップ選手のほとんどが参戦することになり今までで一番ハイレベルの大会になりました。

正直レースに参戦するメンツを見た時、あまりのレベルの高さに目標としていたトップ20を少し諦めていました。順位では無く世界のトップ選手が集まる中で一緒に漕ぎ自分の実力を試すことに目標を変えました。
 
海峡2時間半地点。過去優勝者のJimmy AustinとKai Chongとの接戦
いつもはレース3週間前にハワイへ渡りトレーニングを進めるのですが今年は日本で最後まで調整しレース6日前にマウイへ渡りました。今回は6年前にカヌーを漕ぎ始めた時から親友のSeiyaHideと一緒にマウイで行動。この時間が凄く自然で緊張することも無くリラックスしてレース前日にモロカイに渡ることができました。

モロカイではSUPで世界的に有名になりOC-1でも世界のトップとして知られているTravis Grantと彼女のBlairと一緒にKamanu Compositesが用意してくれていた宿でルームシェア。レース前日も沢山話しリラックスすることができました。Travisも今年は優勝出来るパドラーが10人程いるぐらい層が厚いと言っていました。

レース当日は曇り。海は動いていましたがダウンウィンドコンディションにはなりませんでした。



スタートも好調でトップ集団についていくことができ3時間地点までは1位争いが見えるぐらいの位置にいました。
3時間地点からはずっとMakanaを追う展開

最初から最後までハワイの有名な選手と接戦で以前みたいに3時間地点で体調を崩す暇が全くなかったです。今までは辛い時間帯が3時間辺りで30分程続いていたのですが今年はエネルギー補給をShotzのエレクトロライトとジェルに変えた為辛い時間帯は30秒程で乗り越えることができました。(エネルギー補給の重要性についてはまた改めて書きます)

Portlock Point
最後のPortlockに入るところでは12位ぐらいでしたがPortlockからフィニッシュがあるHawaii Kaiに入るところで上手く波に乗れず一人に抜かれました。Hawaii Kaiの橋からフィニッシュまでは他4人のパドラーとデッドヒート。後から気づきましたが3人とも去年Molokai Hoeでハワイチーム1位だったMellow Johnny’s Va’a (Livestrong)の選手でそのうちの二人は優勝候補のDaniel Chun (去年2位)Kua Nolanという選手でした。この最後の接戦で少しの差で離されてしまいゴール。50km以上漕いだ後4人のスプリントフィニッシュは体の限界を超え正直あまり覚えていません。ゴールを切った瞬間体が痺れているのに気づきました。





結局今年の順位は日本人歴代最高位の16位。今年の選手層の厚い大会でこのような結果が残せたことは夢のような結果でした。1位はTahitianスーパースターのSteeve。2位はカリフォルニアのDanny Ching。続いて3位—5位はタヒチの選手でした。6位にはハワイアントップでレース主催者のManny。レース・ディレクターをしながら自らレースする姿は日本のSUPやアウトリガーの大会も見習うべきだと思いました。
一位のSteeve 
去年は僕は22位でしたが1位の選手から33分差。今年は1位のSteeveから16位の僕までが丁度10分差。去年より差が縮り自分がゴールした時にいつもは陸にあがりビールを飲んでいる選手達がまだゴールラインで休んでいる姿を見ると夢のように感じました。そして今年は男女のシード選手は大会側が用意したレースジャージを着てレースをしていたのですがシード外の選手で一番最初にゴールできたのも凄く嬉しかったです。
レース後も沢山の方々が話しかけてくれ僕の結果を喜んでくれました。日本人もパドリングできるんだと沢山の人が認めてくれました。

レース前日にレース・ディレクターのMannyがこう言っていました。

「この大会はOC-1 Kaiwi Solo (ソロ=一人)という名前だけど決して一人で渡っているのではない。自分たちがこの場にいて明日レースできるのは家族や職場の仲間、沢山の人たちのサポートがあるからこの海峡を渡れる。それを決して忘れてはいけない」

今年のレースで僕がこのような結果を残せたのは沢山の人々のサポートのお陰です。レース中辛い時に応援してくれている人たちの顔が自然に浮かびパワーを送ってくれました。自分一人では絶対にこのような結果を残すことはできませんでした。

いつも自分がやりたいことを応援してくれるDuke and Namiko。そして今回エスコートボートに乗ってくれたSeiyaHide。毎年エスコートしてくれるNoah。いつも応援し続けてくれたSono。ハワイでいつもケアしてくれるMakikoさん。Oceanの皆さん。日本のパドルコミュニティーの皆さん。職場の皆さん。Facebook、メールなどで応援の言葉を送ってくれた皆さん。そしてスポンサーの Kamanu Composites, SIC, Right, Patagonia, 2XU, Teva, SPY, Onit Pro, Shotz, zen nutrition。そして Mick DiBetta for the awesome training menu. 

本当にいつも支えてくれてありがとうございます。レース中だけでなく常に沢山の人たちに支えられています。だから目標に向かって頑張ろうと思えます。

今年のレースを終え来年、そして再来年の目標も明確になりました。その目標に向かう前に少し自分の体を休めたいと思います。


今後恐らく報告会などもやる予定なので皆さん是非聞きにきて下さい。

Paddle with Aloha,
Kenny


Thursday, May 15, 2014

Molokai Solo 2014 Entrant List




PA'A OC-1 Molokai World Championshipsまで残す10日となりました。

そして今日Finalのエントリーリストが発表されました。

このリストを見ると今年のメンツは史上最強のレベルだと分かります。

  • アウトリガーカヌー大国のタヒチから5人。タヒチアンがMolokaiに出場するのは初めてです。(5人のうち4人は過去Super Aitoチャンピオン)
  • オーシャンスポーツ大国のオーストラリアから11名 
他には日本、ドイツ、ブラジル、ニュージーランドからのエントリーがあります。

唯一エントリーしていないのは去年の優勝者のDannyぐらいです。ただ彼は恐らく当日でてくるんじゃないかと言われています。

こんなメンツの中で漕ぐのが楽しみです。ワクワクします!

Paddle with Aloha,
Kenny

Monday, April 21, 2014

It's all about having fun




Take 1 from Makana Denton on Vimeo.

レースや勝敗も大切ですが信頼できる仲間と楽しむことが一番大切。
そんなことを気づかせてくれる動画をハワイの仲間が作ってくれました。

Why paddle if you are not having fun?

Kenny

Saturday, March 29, 2014

ダウンウィンドの安全管理



最近は春の風が吹き続けますね。

春の季節というとパドラー関東のパドラー達にとってはダウンウィンドシーズンとなります。やっぱりOC-1やSUPを漕ぐなら平水面じゃなくOne Way (片道。目的地から目的地)のダウンウィンドが一番の楽しみだと思います。ハワイの人たちだけでなく最近はヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ本土でもこのダウンウィンドを楽しむ人たちが増えています。

南伊豆でのダウンウィンド

ダウンウィンドとは追い風、追いうねりで風波やうねりに上手く乗りスピード良く進むことです。このダウンウィンドが一番人気なのは安定したトレードウィンドが吹くハワイで人気です。このダウンウィンドを代表する海峡横断レースがMolokaiの海峡横断レースです。このレースはアウトリガーカヌーやSUPでは世界大会とされていて大きいうねりと強風の中の世界一過酷のダウンウィンドレースです。


OC-1のモロカイ世界大会動画

日本はハワイほど季節風が安定しないのでダウンウィンドをする機会が少ないです。オンショアの時に沖に漕いでいき折り返して少しダウンウィンドを楽しむぐらいだと思います。

Downwind in Maui
ただ今後普及していくダウンウィンドだと思いますので安全管理の注意点を紹介したいと思います。

コンディションの確認:
One Wayをする上で一番大切なのは当日のコンディションの確認です。僕が使っている情報は:
Yahoo天気 Windguru タイドグラフ 海保 気象庁
One Wayをする際はこれらの情報を全て確認します。サイトによって情報が違う場合がありますが一番正確なのは海保の情報だと思われます。他にはWindguruも結構見やすいです。

どのようなコンディションが適切のかというと:

  • スタート地点からゴール地点まで漕ぐ上で風が後ろから吹いていること。後ろ斜めでも大丈夫
  • 陸沿いに沿って漕ぐ場合は斜め沖に吹いている時は何かあった時に沖に流されてしまうので要注意。斜めの場合理想なのは斜めで陸側に吹いているコンディションです。またOC-1の場合はアマ側からの斜め後ろのダウンイィンドは難しいため初心者にはおすすめしません。SUPの場合は固定Fin(ラダーシステム)じゃ無い場合は斜め45度のうねりだと中々難しいので最初のうちは真後ろ又は斜め30度以内のコンディションは練習した方がいいです。
  • 大気が不安定の場合は落雷や風が急変することもあります。ダウンウィンドだと思っていたのにアップウィンドになる可能性もあります。ここが一番重要なのでしっかり情報を確認してから海に出ましょう。
そしてOne Wayをしようと思っているコースは必ずフラットの時に何度か漕いだことがあるコースがおすすめです。目標物や障害物の確認も大切ですが何度も漕いだことあるコースだと何かあった時に平常心を保てます。

他の重要なポイントは:
  • BUDDY SYSTEM: サーフィンでもそうですが何かあった時のため、一人じゃなく数人でやりましょう。
  • Equipment Check: 自分のクラフトのチェック。パドルにヒビが入っていないか、ラダーがしっかり機能しているか。ワイヤーが破れていないか。プラグをしっかり閉めているか。
  • リーシュ&PFD: 風が強く吹いている時にカヌーや板から落ちてしまうと飛ばされてしまうことがあります。カヌーや板が飛ばされてしまうといくら泳いでおっても追いつきません。必ずリーシュは着用しましょう。
  • 携帯電話:なにかあった時の為に防水ケースに入れた携帯電話を用意
上記が最低条件となります。まずはハードなコンディションの中のOne Wayではなく風が弱い時に漕いでみるのが一番です。そして一番は経験者と一緒にやることです!

日本は世界で最もFUNなダウンウィンドコースが沢山あると思います。ただ何かあったときじゃ遅いのでSAFETY FIRST!

最後にKokua SUPのHPをアップデートしたので皆さんチェックしてくださいね!
New Kokua SUP website

Paddle with Aloha,
Kenny

Monday, March 24, 2014

March: 南伊豆合宿



この3連休は南伊豆で合宿をしてきました。12月、1月と今回は3回目の南伊豆合宿となりました。今回は僕とOcean Outriggerの仲間だけでなく南伊豆の海で一緒に練習をしたいということでCOCCのかずきとケイタ君が参加してくれました。
 

初日は西からの風が14メートルと大きいうねりが入りダウンウィンド日和となりました。どれだけ大きくて激しいかは一度この海を経験してみないと分からないと思います。沖を通るタンカーが激しく上下するほど荒れた海です。葉山や相模湾の強風の時よりも海が動き潮も速い。地形から生み出される三角波だらけです。真鶴→葉山などももかなり面白いコースですが複雑さと迫力はこの南伊豆のNanzaki Runにはかないません。


金曜日の風
この大荒れの海に出るときは必ず皆でお祈りをしてから出ます。これは自然に身を任せるということでこういう日に出るときは凄く大切で精神的の支えにもなります。リーシュやスペアパドルも必ず持って海に出ます。(皆さんもダウンウィンドをする際は安全対策にはしっかりしてください)この日は12kmのコースを2セットと合計24kmのダウンウィンドを楽しむことができました。ドライバーをしてくれたやまちゃんとCIOG, そして午後は自ら漕がずドライバーをしてくれたDukeに感謝です。
 
gopro Hero 3+
土曜日は風が収まったにも関わらず南伊豆特有の海の動き。最南端の南伊豆は少し出るだけでも外洋なので風が吹かなくても四方からうねりがきます。この中午前中はインターバル、夕方は石廊崎方面へ向かい1時間パドル。このような面が荒れた中インターバルをすることもMolokaiやハワイのコンディションでは不可欠です。



そして土曜日はあまりにも天気が良かったのでSUPで南伊豆をクルージング。洞窟があったりmarine lifeも多くかなり気持ちよかったです。

最終日は2.5時間のロング。松崎の少し手前まで漕いできました。弓ケ浜や石廊崎の海面も動いていて面白いですが石廊崎を回ると崖しかありません。この崖周りは海面ハワイのKOKO HEADみたいでした。本番を意識しVestPacのハイドレーションにSHOTZのジェルを使うには最適のコンディションでした。
 
VestPac, Patagonia Stretch Planing Boardshorts, SHOTZ
このように3連休もあっという間に終わりました。今年まではハワイに行ってからハワイの海に慣れるというのを毎年繰り返していましたが今年は月一で南伊豆の海を漕いでいるので本番のモロカイになっても上手く適用できる気がします。葉山の海も最高ですがやっぱりここも最高です!ハワイ前にもう1回か2回はこれたらなと思っています。

そして今回始めてパタゴニアでないボードショーツでone session漕ぎました。結果お尻と腿の裏が真っ赤になるほど刷れてしまいました。。。今まで当たり前のように履いていましたがパタゴニアのボードショーツは漕ぐ上では最高です。なにが最高かというと漕いでいることを忘れることができます。

ちなみに今期のタッパーもSUPやアウトリガーを少し寒い時漕ぐ時にもかなりいいです。タッパーというよりも1.5mmで裏地の毛足が長いのでサーマルとしてきれます。

今回はいい動画も撮れたので編集したらアップしようと思うのでお楽しみに!

Kokua Series 2014 Final Raceの詳細を今週中にhttp://www.teamkokua.comにアップします。楽しいイベントになりますので皆さん参加お願いします!

Paddle with Aloha,

Kenny

Monday, March 17, 2014

Kokua Series第2戦優勝・本日発売SUP誌「BLADES」にショートインタビュー



昨日は2014Kokua Series第2戦を開催しました。
数日前から南西の風が8−10メートル以上吹く予報なので参加者としては楽しみでしたが主催者側からするとかなり心配でした。
 
今回も23名のパドラーが神奈川エリアから参加してくれました。今回も日本国内でのトップパドラー達が集結してくれました。 アウトリガーカヌーはトップ選手と愛好家が同じ舞台でパドリングできる素晴らしいスポーツだなと思います。
 
コースマップ
今回は親友のEdさんがエスコートボートを出してくれたので沖6km風上に上ってダウンウィンドで帰ってくるというレースコース。ただ予報も外れ当日のスタート時のコンディションは南西2−3メートルで気温も高く最高のパドリング日和となりました。



個人的には今年2戦目も優勝することができました。今年から生活の環境を変えてから調子がいいです。レース自体はアップウィンドは6−8割で漕ぎました。アップウィンドで6kmの距離だといくら飛ばしてもあまり差が開くようなコンディションじゃないので体力を温存。そして帰りはかなり弱いダウンウィンドでしたが少しでもうねりに乗せようと意識しレースができました。



今回のレースで感じたのは葉山には国内の速いパドラーが集まっていること。トップ5は全員葉山の大浜に拠点を置き活動しています。(そしてKamanu Compositesのカヌーを乗っています 笑) 恐らくこのレースでトップ5は国内のトップ5だと言っていいぐらいだと思います。最近のKokua Raceはトップ5やトップ7に入るのも中々難しくなってきましたが主催し始めた時よりレベルが上がったことを嬉しく感じます。


そして毎回ボランティアしてくれる皆様、今回エスコートボートを出してくれたEdさんなど本当に皆さんの “KOKUA” (respect, 助け合う)のお陰で成り立っています。このような大会はハワイでもありますがアウトリガーカヌー特有のだと思います。

次回は4月13日にTeamKokuaとして始めてのOne Wayレースを開催します。詳細は今週中にアップしますがSUP, OC-1, Surfskiディビジョンを設けます。かなり楽しく “Hawaiian Style”のレースとなりますのでお楽しみにしてください。


最後に話は変わりますがエイ出版から本日発売されたSUP誌「BLADES」にショートインタビューが取り上げられています。自分の目標や今までのヒストリーなども乗っていますので皆さん是非読んでみてください。



今週末は南伊豆合宿です!外洋のエネルギーにもまれてきます!

Paddle with Aloha,
Kenny


Wednesday, February 12, 2014

速くなる為のアドバイス



最近は北風が強く寒いですね。大雪の後も毎日北・北東の風が強く吹き今年の冬で一番練習をするのが辛い時期だなと感じます。

今シーズンから変えた練習メニューにも体が慣れてきて去年の今の時期と比べ走りがいい感じです。なによりもSUP, OC-1共に以前よりも漕ぎのテクニックがSecond Natureになってきています。(Second Nature= 自然、身に染みている)

今年になってからSUPを始めたせいか沢山の人にどうしたら速くなれるのか?速い板?いいパドル?それとも筋力と体力をつけること?と聞かれます。

僕もアウトリガーカヌーのコーチングを始めて4年ほど経ちますが色んな教え方を試してきました。SUPは始めてまだ一年経ちませんが同じパドルスポーツなので凄く似ています。

様々な教え方をしてきて一番大切だなと最近思うのは「水を感じること」と「テクニック」です。いくら体力や筋力があってもそれだけじゃ絶対息詰ります。逆に体力と筋力をつけることは時間さえあればそこまで難しいことではありません。それなりのトレーニングをすれば誰でも身に付きます。

ただ「水への感覚」や正しいテクニックを身につけることは凄く難しいけど一番大切です。

競泳やパドルスポーツの選手もそうですが一流の選手はそこまで頑張っているように見えません。ただ彼らは頑張っていないのでは無くしっかり水を感じ効率のいいテクニックが身に付いているからです。

水の感覚は教えようとしても中々難しいのが事実です。これは沢山漕ぐことで身に付きます。個人的にはアウトリガーカヌーで水の感覚を身につけるのに苦戦している人はSUPを漕いだ方がいいと思います。姿勢が立っていて全身で水を感じやすい分いい感覚を得ることができます。力でなく水を見方にすることが大切です。大河さんに教わりましたが人間水には絶対勝てないからです。

そして正しいテクニックを身につけるのに一番大切なのはいい指導と上手い人の漕ぎを見て盗むことです。速い選手の漕ぎをビデオで何百回も見てそれらの選手の漕ぎを研究しました。ただ漕ぎ全体を見るのではなくパドラーの視線、上の手の使い方、体の使い方、水の捉え方、など全てを研究します。盗んで真似することがどれだけできるかが速くなるための近道だと思います。

僕は高校までアメリカのユース代表などでサッカーをやっていたのでその時からビデオ研究をよくしていました。サッカーの試合を見る時も試合全体を見るのでなく自分のポジションの選手がボールを持っていない時にどういう動きをしているか、など細かく見る癖がありました。

盗む時の特徴はただ速い人の漕ぎを盗むのではなくあまり頑張っているように見えないのに速い人たちの漕ぎを盗むのをお勧めします。なぜかというと彼らは体力、筋力、運動能力だけでなく素晴らしいテクニックで漕いでいるからです。SUPのトップ選手は運動能力(Kai Lenny, Connor BaxterやEric Terrien)で漕いでいる選手と素晴らしいテクニックで漕ぐ人たち(Georges Cronsteadt, Travis GrantやDanny Ching)に分かれます。素晴らしいテクニックで漕いでいる彼らはカヌーのトップ選手なのでもう10年以上パドルを扱っています。漕ぎ方を見比べるとどれだけいいテクニックで漕いでいるかが分かります。
Connor

タヒチのカヌーチャンピオンGeorges Cronsteadt

盗むことが難しいと感じる人も多くいると思います。その場合はパドリングをしっかり分かっている人に指導してもらうことが大切です。個人的には運良くアウトリガーカヌーのテクニックも海外の速い選手と仲良くなり教えてもらうことができました。ただ速いパドラー=いい指導者というわけではありません。逆に多くの場合、速いパドラーは指導者に向いてないことが多いです。それは彼らは漕ぐことが身に付いているので口に表して説明することが苦手な場合が多いからです。海外でもこういう人は凄く表面的なことを言う人が多いです。(足で蹴るんだよとか、A-frameで漕ぐんだとかがよく出る例です。どうやって足で蹴るのか?なんでA Frameを理解することが大切です)

指導者は漕げるだけでなくコーチングを受けている人が分かりやすく説明できる方法で教えられることは凄く大切です。

SUPに関しては国内の選手もまだまだ伸びしろがあるなとつくづく感じます。(自分もその一人です)カヌーの選手が少ない分、正しい漕ぎ方に迷っている人も少なくないと思います。レースで結果を残したい人だけでなくクルージングや長い間怪我無く漕ぎたいのであれば効率いいテクニックで漕ぐことは凄く大切です。
Kokua SUPのフォームチェック

テクニックや漕ぎ方について相談のある方はFacebookのメッセージやemail (kennykaneko@gmail.com) に気軽に連絡ください。また、自分がやっているSUPのスクール、Kokua SUPではプライベートのコーチングもしているので正しい漕ぎを知りたい方はお問い合わせください。皆さんびっくりするぐらい漕ぎの感覚が変わると思いますよ。

Kokua Supのプライベートレッスン: http://www.kokuasup.com

Paddle with Aloha,
Kenny



Sunday, January 26, 2014

ダウンウィンド合宿 in 弓ケ浜



ここ3日間は春の風が吹き気温も暖かくなりましたね。
僕たちはOcean Outrigger Canoe Clubのオハナと毎月恒例の南伊豆弓ケ浜合宿に行ってきました!

数日前から天気図と天気予報を見て3日間ともいいダウンウィンドができそうだったのでかなりエキサイトしていました。

ただ目的はただ南伊豆にお邪魔して自分の練習としてダウンウィンドをすることだけでなくOcean Outrigger Canoe Clubのオハナで南伊豆に住んでいる"Uncle COG"やGOさん、そしていつもお世話になっている南伊豆の皆さんと交流することでした。今後南伊豆ではクラブとしても沢山交流していく予定。いつも僕たちオハナを受け入れてくれる南伊豆の皆さんに感謝。

サーフィンで自分が普段入らない場所に波がいいからという理由で入り波を独占するのがだめなのと同じでパドリングでも地元の人たちと交流を持つことが大切なんだなと通い始めてから感じます。

ダウンウィンド合宿は初日にone wayを1本、二日目に2本、3日目の1本と合計40km以上最高のコンディションの中することができました。SUPスポンサーのSICのBullet17というダウンウィンドボードを試すこともできかなりいい練習になりました。OC-1でのダウンウィンドも南西からの大きなうねりが入っていた為Molokai Soloに向けていい練習になりました。今回も色々とガイドしてくれたUncle COGに感謝です。
最速ダウンウィンドボードSIC Bullet 17

南伊豆の海で漕ぐとパドラーとしての経験値が凄く上がります。コンディションが合うとハワイ並みのコンディションが迎えてくれます。ただハワイと違うのは他にやっている人がいない。なので恐怖感はハワイで似たコンディションで漕ぐよりも倍以上です。ただこの恐怖感、緊張感、そして海への感謝の気持ちを持ち漕ぐことが凄く大切なんだなとつくづく思います。

2月もタイミングを見て通い3月にはTeam Kokuaの練習会をOC-1のパドラー向けに開こうと思うので是非Team KokuaのFacebook Pageをこまめにチェックしてください。

最後に今回二日目にGoPro Hero 3+で撮影した動画です。今回初めてSUPでダウンウィンドしたのでラダーの使い方や長い板のコントロールに慣れるのに時間がかかりましたが慣れればOC-1に似ていました。うねりのつなぎ方はOC-1で慣れているのでSUPにもっと慣れればもう少しいい感じでいけると思います。OC-1と違い立っているのでサーフィンに近くスピード感が最高でした!


Nanzaki Run from Kenny Kaneko on Vimeo.



皆さんのおかげで5月のMolokai Soloに向けたトレーニングの第1週を最高の環境で終えることが出来ました!一緒に漕いでくれたMikey, Hide, Duke。そしてCOGとGOさん。いつも良くしてくれる民宿「木屋」さん。MAHALO!

Kenny

Sunday, January 19, 2014

沢山の人と漕ぎ,共有することの大切さ



今週末はオフ最後の週末。
オフといってもトレーニングはほぼ毎日しています。そして21日からは4度目のMolokai世界大会に向けて18週間のトレーニングを始めます。

最近ブログでも書いていますが、明日からの18週間の日々の練習メニューは全て決まっています。同じメニューをする日は無く毎日変化をつけて5月25日の大会にピークを持っていきます。今年はレースが1ヶ月遅い時期になったので寒い中漕ぐ期間が少なくなり楽になります。

今年でアウトリガーカヌーを漕ぎ始めて6年目になりますが僕は沢山の人と漕ぐのが大好きです。ハワイ、カリフォルニア、カナダ、オーストラリア、シンガポール、香港、フランスなどカヌーを始めてから素晴らしい出会いに恵まれています。これも他のスポーツと比べアウトリガーカヌーの良さだと思います。世界のパドリング・コミュニティーが閉鎖的でなく沢山の仲間が世界中にできます。そしてその仲間と一緒に漕ぐこともできます。

国内でクラブの壁を気にせず沢山の人と漕ぐことを願い5年前にTeam Kokuaを立ち上げました。まだあまり盛んでなかったOC-1を通して沢山のパドラー達がコミュニケーションを取れるようになればと思っていたからです。

今年からTeam Kokuaで「Team Kokua OC-1 Sessions」という新しい取り組みを始めました。「Team Kokua OC-1 Sessions」は僕が今まで海外のパドラーから学んできたことを国内のカヌークラブで漕いでいるパドラー達に伝えたいと思いクラブ同士の交流を今以上に増やしたいと思い始めました。Chigasaki, Shonan, Kamakura, Ohana Hoe, Yokosukaと沢山のアウトリガーカヌークラブが神奈川にありますが交流が少ないのが現状です。これは国内のアウトリガーカヌーのレベルを上げる上で変えていかなきゃいけないと思いました。海外の情報を知っている人が各クラブで少ない中、できるだけ多くの人達に自分が知っていることをSHAREしたい 。そしてレースでは無くこのように気軽に参加できる練習会を開くことによって各クラブのパドラーの意識が高まりレベルも上がるはずだと思いました。


今週末は2回目のTeam Kokua OC-1 Sessionsを開催しました。シンガポールでパドリングしている僕の知り合いのKei。そしてCOCCからも参加してくれて12人で練習会を開きました。皆さんの参加に感謝です。
 
寒い10メートル以上吹いた北風の中アップ・ダウンウィンドの20km
今日のコンディションは北風が10メートル以上吹き寒く一人だったら間違い無く漕ぐのを一瞬で辞めていたコンディションでした。ただこのように他のクラブの人と漕いだり大人数で漕ぐことによりいくら荒れ寒くても最初に決めた2時間という長い時間を漕ぎきろうと思えます。そのお陰でいい練習が出来る以上に参加したパドラー一人一人の経験値が上がることが一番大切だと思います。

そしてOC-6シーズンがオフの間Kokua Sessionsで得たことを各クラブに持って帰って参加出来なかったパドラー達に伝えて頂ければなと思います。今後も開催していきますので参加したいかたはこちらのリンクをコマメにチェックしてください。

話は変わりますが今週土曜日はKeiも着ていたのでSUPを10km漕ぎました。去年は中々SUPの姿勢や感覚に慣れることができませんでしたがこのオフシーズン中にフォームをメインで意識してきたのでかなりいい感じで走るようになっていました。とりあえず21日からはSUPは週2だけに限られますがOC-1の為のいい練習にもなるので夏のレースに向けて漕ぎ続けたいと思います!


今後も沢山のパドラー達と漕げるのを楽しみにしています!
 
Ohana
Paddle with Aloha,

Kenny

Thursday, January 9, 2014

2014: Finding my roots



あけましておめでとうございます。

年末年始は長崎へ行ってきました!
僕の父親が生まれ育ち今でも祖母や親戚が沢山いる長崎。僕も5年ぶりの里帰り?になりました。

今まで子供の頃に何度か行ったことがありましたが大人になって行くのは初めて。今まで行った時は自分がどこに行ったかも覚えてなかったので今回は凄くいい機会になりました。自分にとってもRootsを辿るような感じで全てが興味深く新鮮でした。

大晦日は81歳になったにも関わらず元気溢れている祖母とおせちを食べ新年を迎える前に諏訪神社へ。そして他にも親が結婚式を上げた大浦天主堂、グラバー邸、原爆資料館、平和公園、稲瀬山からの夜景と沢山見て回りました。運良く知り合いと一緒に初漕ぎを野母崎の美しい海ですることもできました。そして沢山美味しいご飯も食べました。

完璧に観光でしたが今まで自分のルーツを知らなかったので長崎で新年を迎えることができてなんでか分からないけど最高でした。山が多く自然豊な土地でした。水路も多く海や島にも囲まれていました。










東京に戻ってからは長いオフからあけて練習を始めました。練習を始めたと言っても60%でSUP, OC-1と交互にパドリングしているだけです。今月21日からは5月のMolokai Soloに向けて本格的に練習を始めるのでそれまでは軽くやります。

そして今週日曜日からTeamKokuaでOC-1の練習会を開きます。詳細はTeamKokua Facebookページ(http://www.facebook.com/teamkokua)にアップしましたので是非チェックしてください。

では今年も色々とチャレンジし海と調和していければと思うので皆さん今年も応援よろしくお願いします!

Kenny Kaneko

Friday, December 27, 2013

Thank You 2013.



*2014年1月1日よりブログのURLを長年使用していた http:///www.flyyourama.blogspot.com から http://www.kennykaneko.blogspot.com に変更致します

今年も一年お世話になりました。

2013年を振り返ってみると本当に色々と変化がある年だったと思います。アウトリガーカヌーを漕ぎ始め5年経ち、今まで漕いでいたことがきっかけになりSUPを漕ぎ始め今までとは違う道が開けた一年となりました。

今年のメジャーな大会の成績を振り返ってみると:

4月 OC-1モロカイ世界大会 22位
10月 OC-6モロカイ世界大会 38位 (日本チーム歴代最高位38位)
11月 第2回SUP全日本選手権  2位

今年も沢山の海を渡り自然から多くのことを感じることが出来た一年でした。このような結果は応援してくれていれている皆さんのおかげだと思います。感謝です。

ここ1ヶ月はオフシーズンを満喫しながら2014年度について色々と考えました。

2014年はOC-1, SUPと個人種目で世界の舞台に挑戦する年にしたいと思います。

OC-1やSUPの競技で世界の舞台で表彰代に立つ為には何が必要なんだろうと考え出てきた答えは今以上に練習できる環境作りでした。現在は週5で東京に通いながら毎朝練習に取り組んでいますがこれでは世界の舞台で戦うプロアスリート達にはかなわないとここ3年ハワイのレースやモロカイに出場し痛感しました。アスリートとしてより沢山の時間を海で過ごすだけでなく次のステップを踏むためにはトレーニングや体のメンテナンスも大切になってきます。

そしてその時間を作る為に来年は都内での仕事を減らしプロ・アマアスリートとして活動することを決心しました。仕事を減らすことによって色々な心配はありますが今自分がやらなくてはならないことはなんだろうと考えた上での答えです。新しくできた時間でトレーニングに打ち込む他にもOcean Outrigger Canoe Clubで海へ出る大切さ、素晴らしさをより多くの人に伝えることができればと思います。もちろん海外レースだけで結果を残すのでは無く国内のレースでも常にトップを目指したいと思います。

そして去年から始めたKokua SUPスクール (www.kokuasup.com)を通し多くの人に海で遊ぶ楽しさを感じて頂ければと思います。

来年は26歳になりアスリートとしての大きなステップになります。2014年のスケジュールが決まり次第配信します。

アスリートとして取り組むOC-1やSUPの他にOC-6を通してアウトリガーカヌーの本質をより多くの人に伝える一年にできたらなと思います。

国内や海外ではどうしてもアウトリガーカヌー=「競技」や「勝ち負け」としか考えていない人が多くいます。ただアウトリガーカヌーは競技でも無く勝ち負けでも無く「生き方」だと思います。よくハワイでお世話になっているUncle Kimokeoの言うCanoe Peopleの生き方。調和、協調。海、そして自然のリズムに合わせるということをしっかりと伝えていければと思います。

来年はOC-6のレースだけでなくアウトリガーカヌーでのボヤージング(航海)を通してアウトリガーカヌーの正しいあり方や本質を国内のパドラー達に伝えられればと思います。ボヤージングについては詳しい詳細が決まり次第発表します。

皆さんのサポートがあるから自分のビジョンの向かうことが出来ているので本当に感謝です。

今年も本当にありがとうございます。そして来年もよろしくお願いします。


Kenny Kaneko

Thank you to my sponsors: SIC, patagonia, 2XU, Spy, Teva